多くの人が自分の親にはできるだけ長生きをしてもらいたいと願っていると思います。

ただ、現実的な問題として、誰しもが人生の終わりを迎え、それは自分の親であっても例外ではありません。

あまり考えたくないことではありますが、いつかは自分の親もこの世を去る時が訪れます。

そうなった時に、慌ててゆっくりと見送ることができなかったり、いろいろな準備ができておらず必要以上の労力がかかってしまったり、さらに遺産を巡って争ったりするようなことになれば、ご両親も安心して先立つことができません。

ご両親に、落ち着いた状況の中で、安らかな最期を迎えさせてあげるためには、事前にしっかりと準備をすることが大切です。

この準備の一連の流れを、終活と呼びます。

終活では、様々な準備が必要になります。また、ご家庭によっても終活の状況は大きく異なります。

今回は、終活において行うべきたくさんのことを、きちんと整理して、親の終活をしっかりと考えていきたいと思います。

目次

免許の返納は親の終活の一つ

親の終活として免許を返す

まず、現在の終活事情の中で、最も優先して行わなければならないのは、免許の返納です。

高齢ドライバーによる事故が頻発し、多数の犠牲者が出て全国的な報道をよく目にするようになりました。

もし、親が大きな事故を起こしたら、安らかな最期どころではありません。

全国的な報道で名前が知れ渡り、遺産は被害者への損害賠償で費え、大変な心労を抱え続けることになります。

終活は、自身の身辺を整理することはもちろんですが、免許の返納のように、リスクを小さくする行動も含まれます

もし、親が高齢で、少しでも運転に不安を抱えるようなことがあれば、まずは一緒に教習所の高齢ドライバー講習などに参加して運転状況を客観的にチェックしてもらい、リスクがあると判明したら免許の返納をするように促すことが終活の第一歩です。

親から大きな反発があることもあるかと思いますが、事故を起こして被害者や、第三者から日々厳しい言葉を言われることを考えれば、親としっかり話し合う方がいいのではないでしょうか。免許の返納が、終活でまず最初にすべきこととなります。

終活として相続関係を整理してもらう

終活として相続関係を整理する

続いて終活ですべきことは、親の相続関係をしっかり整理することが終活の2ステップ目となります。

これも、なかなか大変な作業となり、時間もかかるため、早めに整理をはじめることが大切です。

親の終活として相続関係を整理するために最初にすべきことは、相続関係者をしっかりと把握することです。

親の相続は誰までが対象?

具体的には、両親の相続は配偶者と血族が対象となります。親族は対象とはならないのですが、これを勘違いされている人は多くいます。

つまり、相続を受けることができるのは妻や夫、子ども、兄弟のみです。嫁いできた嫁や、娘の婿など、子どもの配偶者は対象となりません。

ただ、これらの相続人資格のある者が先に死亡していた場合は、その子どもが代襲者として相続人となります。

相続できる割合も法律で決まっています。相続予定となっているものは誰なのかを、きちんと把握しましょう。

ちなみに、相続は財産を承継することは当然ですが、借金も合わせて包括承継する制度です。もし親に借金などの債務があれば、これらも引き継いで相続したものが返済義務を負います。

そのため、相続放棄や、限定承認といった、債務を放棄する制度も用意されています。ただ、債務の放棄を行うことのできる期間は限られているため、事前に把握していなければ慌てて間違った対応をしてしまうかもしれません。

だからといって、事前に相続の権利を放棄することは絶対にできません。「私は親の相続を放棄します」と紙に書いて配っていても、これは無効な意思表示です。

本番でなければ対応できない上に、時間制限があり、複雑なルールに縛られるのが相続です。そのため、終活ではまず、事前に相続関係者をすべて把握し、落ち着いて話し合いをすることが大切です。

相続の終活で大事なのは親の遺言

もし、多くの遺産や多数の関係者がいて複雑になりすぎる場合は、遺言を残すことが終活ではなにより大切です。

そのときに気をつけたいのが、遺言の形式です。

実は遺言は、どんな風に書いても効果を持つわけではありません。親が自身で用意をするのであれば、すべて自筆で、必ず押印か署名をし、日付を記入しなければなりません。

パソコンで作成した文書に署名をするだけでは、遺言としての効力を持たないのです。そのため、確実な遺言を作成するのであれば、公証人役場へ行き、公正証書遺言という、公的な裏付けのあるかたちで遺言を作成することを終活においてお勧めします

終活の相続関係はとても手間のかかる作業ですが、終活として事前にできるだけの準備をすることがなによりも大切です。

終活の最も重要なポイントにもなってくるので、親の気持ちを大切にしつつ、しっかりと整理し、終活としての相続関係の整理を行ってください

親の健康状態のしっかり把握するのも終活

親の健康を気遣う

相続に続いては、親の健康状態の把握が終活にとって大切な意味を持ちます。

自分の親の健康状態を、きちんと把握できていますか?

自分の親の健康診断を、ご確認されたことはありますか?

どんなリスクを抱えて、どのような対応をしていけばいいのかをきちんと家族が把握することは、終活において大切なことです。

介護は必要なことではありますが、介護をしたい!介護してほしい!と思っている人はあまりいません。できるなら、最後まで自立してしっかりと生活できる方が親にとっても、家族にとってもなによりもいいことです。

そのためには終活として、健康状態の確認を行ってください。最初はかかりつけの医師や専門医の診断を受けましょう。もし、認知症などのリスクがある場合は、成年後見人制度のような、法的な効力を有する支援制度を利用することもご検討ください。

親のお墓のことを考える

終活でのお墓選び

親のお墓の準備も終活できちんと整理しておかなければいけない大切なことです。

一般的には、お墓は代々のものがあり、事前に定まっていることも多いかと思います。

ただ、中には遠くに引っ越した場合や、親族と疎遠になっているケースなど、お墓が定まっていないこともあるかもしれません。こうした場合は、新たにお墓の購入をする必要が終活ではあります。

信教や、住む場所、終活や生活のスタイルによってご両親のお墓も変わってきますが、一般的な大乗仏教のお寺をですと、分譲の墓地用地を購入することが終活のスタートです。

その土地上に石材屋さんなどに依頼をしてお墓を建ててもらうことで完成しますが、数百万円の費用がかかるケースもあり、両親の終活の中でしっかりと計画を建てることが必要となります。

また、終活だけでなく、ご家族はその後も法事などで付き合い続けることになるため、住職の人柄などもふくめて、慎重にご検討ください

ただ家から近いからという理由だけでは、かえって面倒なことになったりすることもありますので、ご両親と相談の上、終活の中できちんとお墓を定めてください。

生前整理を終活として行う

生前整理をする両親

そして、終活の最後は親の身辺の整理です。これを終活では、生前整理と呼んでいます。

没後に行う遺品整理も大切ですが、やはりきちんと終活を行うのであれば事前に生前整理をするほうが負担は少なくてすみます。

また、生前整理ではご両親や、ご家族でいっしょに整理をし、思い出を再確認したりと、物を片付ける以上の大切な意味が出てきます。

ご両親とともにしっかりと整理を行い、大切なものをきちんと保管していってください。これも、終活の大切な作業となります。

その中で、大きな家具や家電などは、高齢のご両親やご家族だけで移動したり処分したりすることは難しいと思います。また、大量のゴミが出てしまった場合も、家庭ごみで出すには無理が出てきます。

そんな時は、生前整理のプロに依頼をしてみてください。プロの業者であれば、とても効率的に、しっかりと整理をすることができます。

良質な業者の見極め方

ただ、終活として両親の生前整理をプロの業者に依頼をする際には注意が必要です。

中には、法外な追加料金を徴収したり、いい加減な作業を行ったりと、ひどく悪質な業者もいます。

最悪のケースは、回収された不用品を近所の空き地や河川、森や林などに不法投棄され、警察から事情聴取をうけるといったようなことも考えられます。

ご両親の終活でこんなトラブルを被ることを避けるためには、慎重な業者選びが大切です。

大事なのは、業者が事前に料金や作業内容を具体的に明示してくるかどうかです。作業料金を聞いても、曖昧にしてとにかく作業を進めたがるような業者は、後から追加料金を徴収されるようなリスクが高くなります。

同様に、とても社会人とは思えないような態度だったり、言葉遣いが極端に悪い業者も安心して任せることは難しいでしょう。

終活は、ご両親が安らかな最期を送るために行なっているのに、余計なトラブルがあったのでは本末転倒です。ご両親が安心できるような終活となるよう、業者を選定する際は慎重にご検討ください。

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「親の終活で考えるべき5つのポイント」まとめ

親の終活を考える娘

ご両親の最期を安らかなものにするために、終活をきちんと行うことが大切です。

具体的には、免許の返納、相続の整理、健康状態の把握など、様々なことを確認し、最後に生前整理を行なって思い出を整理します。

どの終活をするにしても自分たちで出来ることと出来ないことがあると思います。その場その場でプロに依頼して、自分たちだけで抱え込まないように注意しましょう。

記事を読んで、終活についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

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