生前整理での片付け方法を自分と業者に依頼する方法に分けて解説!
投稿日:2019年06月23日 更新日:2021年11月16日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
生前整理での片付けは、自分で行う方法と業者に依頼する方法の2パターンがあります。どちらを選ぶにしても概要を知っておくことで自分にはどちらが適当かを考えることができます。
今回は、生前整理の片付けについて、自分で行う方法とそのコツ、業者に依頼する方法と料金相場・注意点を解説していきます。
また最後には生前整理の片付けを行うタイミングに関しても解説していきますので、生前整理の片付けを行いたいと考えている方は最後までに読んでいってください!
生前整理での片付け方法は、自分で行う方法と業者に依頼する方法の2つがあります。まずは、それぞれのメリットとデメリットを表にまとめてみましたので、確認してみましょう。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自分で行う | ・自分で行うので費用があまり掛からない ・自分のペースで行うことができる ・思い出を感じながら整理できる |
・時間がかかる ・重い物を持ったり、ホコリがある場所で作業したりして身体を壊す可能性がある |
業者に依頼する | ・早ければ半日で作業が終わる ・自分の時間を有効活用することが出来る ・片付けのアドバイスを貰える |
・費用がかかる ・トラブルに巻き込まれる可能性がある |
自分で生前整理の片付けを行う場合には、費用がかかることは無い反面、時間がかかったり、怪我をするリスクが発生します。もし自分で生前整理の片付けを行うのであれば、家族の誰からにサポートしてもらう事も検討すると良いでしょう。
業者に生前整理の片付けを行ってもらう場合には、非常にスピーディーに片付けを終わらせられる反面、費用がかかったり、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
費用は自分の時間や疲れをお金を支払って他人にやってもらっていると考えれば納得が行きますが、トラブルに巻き込まれることは回避するように努めましょう。
生前整理の片付けを業者に依頼する際のトラブル回避の方法は、「生前整理の片付けを業者に依頼する際の料金相場と注意点」で紹介していますので、確認しておきましょう。
以上から分かるように、どちらの方法が正解という事は無く、いずれの方法も一長一短という事が理解できるかと思います。
また、状況に応じて、まずは自分で生前整理の片付けを行って、無理だと感じたら業者に依頼するという事も可能ですので検討してみましょう。
生前整理の片付けを自分で行う際には、コツを覚えておくことが重要です。今回は、下記の4つのコツをご紹介していきます。
生前整理の片付けを自分で行う際のコツの1つ目は、捨てることを意識することです。
生前整理の片付けでは、物を少なくしていくことが重要です。もし施設に入所するにあたっての生前整理の片付けであれば、持っていける荷物は非常に限られてしまいますので、殆どが不要になるはずです。
例え今の場所に住み続ける場合だとしても、家の中にあるものは極力少なくしておくことをオススメします。これは、自分の死後に遺品整理を行う際、遺族の負担を極力減らしてあげるためです。
自分にとっての宝物は、他人にとっての宝物だとは限りませんので(多くの場合は違う)、積極的に捨てていく事をしましょう。
生前整理の片付けを自分で行う際のコツの2つ目は、無理はせずに他の人にサポートしてもらうことです。
生前整理の片付けでは、捨てる行為のほか、掃除なども行う方もいらっしゃるでしょう。年齢にもよりますが、60代を超えてくると重たいものを持ったり、高い所の作業を行うのは危険が伴います。
「自分一人で何とかなる!」という風に強がらず、適切なサポートをしてもらうようにしてください。作業現場に付き添ってもらうだけでも何かあった時に助けてもらえますので、上手く助けを求めるようにしましょう。
生前整理の片付けを自分で行う際のコツの3つ目は、ゴミの日を意識することです。
生前整理の片付けは捨てることが肝心だとお伝えしましたが、ゴミの日を考えずに片付けを進めても、ゴミとして出せなければ家の中に溜まっていくばかりです。
一般的に、「燃えないゴミ」「粗大ごみ」は回収してくれる頻度が少ない傾向にあります。「粗大ごみ」は自治体によっては事前に申し込みをする必要があるくらいです。
引っ越しシーズンになると粗大ごみの回収が2か月後という事もあり得ますので、生前整理の片付けに期限がある場合には特に注意しましょう。期限が無くてもゴミ袋が家の中に溜まっていくのはストレスになりますので、気を付けてください。
生前整理の片付けをしている中で「これは売れるのでは?」と思うものが出てきた場合には、積極的に売却をすると良いでしょう。
現代はリサイクルショップだけではなく、インターネットを使えば様々な方法で物を売却することができます。
捨てるくらいなら他の人に使ってもらう方が嬉しいですよね。「自分でやるのは苦手・・・」という方は、家族に相談してみてはいかがでしょうか?日頃から不用品の売却を行っている人がいれば手伝ってもらうと良いでしょう。
生前整理の片付けを業者に依頼する際の料金相場と注意点をここからは紹介していきたいと思います。
生前整理の片付けを業者に依頼する場合には、必ず料金相場を把握しておいて提示されたお見積もり書が正しい料金なのかを判断できるようにしましょう。
生前整理の片付け業者の料金相場は、部屋の間取りによって決まっていることが多くあります。部屋の間取りが広くなればなるほど料金は高くなります。
もし4LDKに住んでいるけれど、2部屋分しか生前整理の片付けが必要ないという事であれば、2K/1DKの料金相場を見るようにしましょう。
下記には間取り別の料金相場と作業時間、そして作業人数を記載した表を掲載しておきました。
間取り | 生前整理の料金・費用相場 | 生前整理の作業時間 | 生前整理の作業人数 |
---|---|---|---|
1K/1R | 13,000~120,000円 | 1~6時間 | 1~3名 |
2K/1DK | 24,000~170,000円 | 3~8時間 | 2~3名 |
1LDK/2DK | 31,000~200,000円 | 4~9時間 | 3~4名 |
2LDK/3DK | 58,000~270,000円 | 6~12時間 | 3~5名 |
3LDK/4DK | 75,000~400,000円 | 8~12時間 | 4~6名 |
この料金相場表には、ハウスクリーニング代は含まれていませんので、もし生前整理の片付けが終わった後にハウスクリーニングをして欲しい場合には、別途お見積もりをしてもらうようにしてください(下記に生前整理時のハウスクリーニングの料金費用相場も記載しておきます)。
また、同じ間取りでも料金に幅があるのは、同じ部屋でも荷物量が異なるためです。「荷物量が多い=片付ける量が多い」という事になりますので、その分料金が高くなります。自分である程度部屋を片付けておけば、その分の料金を抑えることができます。
作業項目 | 費用相場 |
---|---|
キッチンのハウスクリーニング | 14,000〜32,000円 |
お風呂場のハウスクリーニング | 17,000〜41,000円 |
トイレのハウスクリーニング | 14,000〜40,000円 |
1部屋のハウスクリーニング | 14,000〜52,000円 |
生前整理の片付けを業者に依頼する際の注意点としては、悪徳な業者に依頼しない事です。悪徳な業者に依頼すると、不当な追加料金を取られたり、家から金品を盗まれたりします。
悪徳な生前整理の片付け業者に依頼しないためには、「業者の態度や口調を厳しい目で見極める事」が最も大切になります。
これがあれば安心!という事はありませんので、実際に問い合わせをし、お見積もりをしてもらって判断する以外に方法がありません。
態度や口調から業者として信頼に値するような印象を受けたならば、それが正解だと言えるでしょう。自分の直感を最後は信じて依頼するようにしてください。
全国に生前整理を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
最後に生前整理の片付けをするタイミングについてご紹介していきます。このタイミングが正解!という事はありませんので、参考程度にしてもらえればと思います。
今回は、下記の3つのタイミングをご紹介します。
生前整理の片付けを行うタイミングの1つ目は、施設入居に合わせて生前整理で片付けを行うものです。
このタイミングは、生前整理を行う最適とも言えるタイミングで、捨てる事も含めてしっかりと片付けを行うことが可能です。
この時に大切なことは、徹底的にしっかりと片付けを行うことです。
施設に入った後でゆっくり時間をかけてやればいいかなと思っていても、なかなかそんな時間は取れないことが多いです。
生前整理をしっかりと行って家の中をきれいに保っておけば、物件価値も目減りせず、誰かが使いたいなと思ったときに、あらためて快適な状態で使い始めることができます。
施設入居は生前整理のまたとない機会です。このタイミングに合わせて、しっかりと整理を行うようにしましょう。
一方で、施設入居に合わせて生前整理の一環で片付けを行う場合、どのような点に注意すべきなのでしょうか?
施設入居の際の生前整理では、多くのものを処分することになります。その際に実際は処分したくない・してはいけない物まで処分してしまう可能性があります。
あまりにも急ぎで生前整理での片付けを行ってしまったケースでは、処分したくない物まで処分してしまったという事を聞きますので、気を付けるようにしてください。
生前整理の片付けを行うタイミングの2つ目は、家を大掃除するタイミングでの生前整理です。
施設入居の際ではないタイミングで生前整理を行うのであれば、大掃除に合わせて行うのが良いかと思います。
ただし、年末の大掃除は、ただでさえ忙しくなる師走のため、なかなか生前整理をおこなうことは難しいです。
しかし、何度かにわけてこまめに行うような方法では、なかなか前に進みません。できるならこの時にも、一度にしっかりと片付けを行った方が後々の負担が少なく済みます。
そこで、ゴールデンウィークや、シルバーウィークの大型連休がタイミングとしてはオススメです。
この時期でしたら比較的仕事の都合もつけやすく気候も穏やかなため、余裕を持ってきちんと生前整理の片付けを行うことができます。
一方で大掃除で生前整理をする場合、注意するべき点としては親との喧嘩です。
自分たちにとっては不要なものでも本人にとっては大事なものである可能性は非常に高いのです。
したがって、自分たちの判断で勝手に捨てていくような事は避けるようにしましょう。
後々のトラブルを避けるためにも、親とはしっかり話し合いながら生前整理を進め、部屋の中を片付けていく事が大切です。
生前整理の片付けを行うタイミングの3つ目は、自分のための早めの生前整理です。
生前整理をする上でなにより大事なことは、残されていく人々のために、できるだけ負担を少なくすることです。
そのため、理想を言うのであれば、日々の暮らしの中でしっかりと片付けを行い、誰の手も煩わせることなく、生前整理を行うことが最もいい方法です。
しかし、なかなかそこまできっちりと暮らすことは難しいのが現実です。
そこで、数年に一度、しっかりと整理を行っていくようなかたちで生前整理の片付けを行うことができれば、多くの負担を軽減することができます。
生前整理で行う家の中の片付けは、とても億劫な作業です。片付けられるまでは地道な作業ばかりで楽しさも少なく、重労働に疲弊してしまいます。
ですが、その作業を、誰かに押し付けるのではなく、自分自身でしっかりとやりきることこそが、ライフエンディングへ向けた大切な一歩となるのです。
一方で、自分のための生前整理で注意するべき点としては、無理をしないという点です。
「自分でやらなきゃ!」と思うあまり、重たいものや高いところのものを自分で処分しようとした際に怪我をしたりする可能性があります。
また運んでいる最中にバランスを崩して、壁を傷つけてしまった…という事もあります。
そのような事を避けるためにも、上手く他の人に手伝ってもらい、怪我などをしない工夫をするようにしましょう。
生前整理での片付けの方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
自分で行う方法・業者に依頼する方法の2つがありますが、どちらを取るにしてもコツを押さえて行うようにしましょう。
自分で行う方法では途中で挫折すること、業者に依頼する方法では悪徳な業者に依頼してしまうということで、生前整理での片付けが残念な結果になる事が多くあります。
ぜひ記事に書いてあることを実践して、生前整理での片付けを成功するようにしてください。
記事を読んで生前整理での片付けをもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみてください。
生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。