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投稿日:2019年09月15日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
生前整理をいざ行おうと思っても、重い家具や家電などを移動し、処分することは大変な重労働で危険を伴う作業です。
そこで、生前整理を行う際には、専門の業者に依頼することが必要になりますが、業者によって生前整理の料金は大きく異なってきます。
誰しも、安心・安全、少しでもお得に生前整理の作業を行いたいと思っているかと思います。ですが、業者の選び方や料金の相場を知らないことで、不当な料金を請求されてしまったり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
特に、安さだけを基準に生前整理の業者を選ぶことは注意が必要です。料金面だけでなく、地域の相場との兼ね合いや業者の対応など、複合的に判断していく必要があります。
そこで、今回は生前整理の料金相場について徹底的に解剖したいと思います!
生前整理の料金相場や、業者を選ぶポイントを知ることで、トラブルに巻き込まれることなく生前整理を実施することが可能ですので、しっかり学んでおきましょう。
オコマリは、生前整理を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。生前整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの生前整理のサービスの詳細については、「生前整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
それでは早速、生前整理の料金相場について見ていきましょう。
生前整理の料金相場はどのように決まっているのでしょうか?
生前整理の料金相場は、基本的には生前整理をする部屋や家の大きさに比例して高くなっていきます。
これは、部屋や家の大きさが大きくなればなるほど、生前整理をする面積が大きくなり、結果としてその分作業要員やトラックが多く必要となるからです。
下記が部屋の大きさごとの生前整理料金相場の目安になります。
部屋の大きさ | 料金相場 |
---|---|
1K・1R | 65,000円〜130,000円 |
1DK | 125,000円〜150,000円 |
1LDK・2DK | 160,000円〜280,000円 |
2LDK・3DK | 190,000円〜450,000円 |
3LDK・4DK | 250,000円〜700,000円 |
4LDK・5DK・それ以上 | 270,000円〜850,000円 |
生前整理の料金相場は、このように料金に大きな幅が存在しています。
これは、処分する不用品の量や不用品の搬出経路、部屋・家の階数、エレベーターの有無、トラック車両を駐車できる場所の有無などによって、作業にかかる時間や作業のしやすさが大きく異なり、それによって料金が変動するためです。
また、急な依頼となってしまった時、たとえば「明日やってほしい!」といったような場合には、生前整理業者によっては別途料金が必要なケースもあります。
上記の項目以外にも、ゴミ屋敷のように通常では考えられないレベルでゴミが大量に堆積している状況や、人里離れた山奥のポツンと建っている一軒家のような状況では、別途料金が発生することが予想されます。
縦横高さがそれぞれ1mの立方体を1立米といいます。上記の図は、この1立米を示したものです。
料金の目安を知りたい場合は、生前整理をする予定の部屋に、この1立米の箱がいくつ入るのか?を考えれば、およその生前整理の料金が算出できるのです。
1立米から生前整理の料金が算出できるとお伝えしましたが、具体的にはどういう事なのでしょうか?
実は、生前整理の料金は「1立米あたり、1〜2万円」を相場と考えればほぼ間違いないのです。もちろん、この料金の中には、処分料金、車両費、人件費が含まれた総額の料金です。
したがって、生前整理をしたい部屋にどれくらいの立米の物があるのかが分かれば、その数字に「1〜2万円」を掛けることで生前整理のおよその料金を算出できるということです。
それでは実際に計算をしてみましょう。
この6畳の部屋は少し散らかっていて、平均すると50cmまで物が積み上がっているとします。
玄関やクローゼットには何も物が入ってないとすると、生前整理の料金はいくらになるのでしょうか?
6畳のお部屋は平米にすると約11平方メートルです。その部屋に50cmのものが積み上がっているので、計算式は「11平方メートル×0.5m」となります。
そうすると「5.5立米」という計算結果が導き出せるので、この部屋の生前整理の料金は「5.5立米×1〜2万円=5.5万円〜11万円」という事になります。
もちろん、今回は簡単にするために散らかった部屋を想定しましたが、箪笥が3竿しかない部屋であれば、箪笥の縦横高さを測れば立米が計算できます。
あくまで目安だと考えて、自分で計測してみると生前整理業者にお見積りしてもらった時に、自分の想定とどれくらい離れているのか分かります。
「どっちにしても生前整理業者に来てもらって、その場で料金を見積りしてもらえば、自分で計算する必要なんてない!」と思われるかもしれません。
しかし、目安の料金を知ることで、具体的に提示された料金が適切なものであるかどうかが判断できます。
また、上記のルールを知っておけば、生前整理業者にお見積りに来てもらった時に「何立米で計算していますか?」と聞いて、その立米をもとに他の業者と比較することもできます。
料金の相場や、自身の部屋が具体的にいくらぐらいかかるのかをあらかじめ検討しておくことで、あまりにも高い業者や、わけのわからないほど安い業者を見分けることができたり、見積もりの漏れを防ぐことができるようになります。
生前整理を業者に依頼する前には、ぜひ一度、ご自身でおよその処分料金を計算してみてください。
従来の生前整理業者であれば、生前整理の料金の支払い方法は、作業日当日の現金払いが基本となっていました。
請求書での後日支払いに対応している業者もありますが、料金の未払いを恐れて、作業日当日の現金払いを進めてくる生前整理業者が多いのが現状です。
ただ、ご利用される方にとっては、大きなお金を下ろして保管しておくのは心配のタネとなります。
そこで、近年では、生前整理の料金支払いをクレジットカードで対応している業者が多くなっています。
クレジットカードであれば、ある程度の高額な料金の支払いでも分割払いにすることができたり、ポイントをつけることができるなど、メリットがあります。
特にウェブサイトから申し込むタイプの生前整理サービスは、クレジットカードが使用できるケースが多いので、ご活用ください。
次に、少しでも生前整理の料金を抑える方法を3つ紹介したいと思います。賢く生前整理を行って、料金を削減するように努力しましょう。
さきほど、生前整理の料金相場は基本的に部屋・家の大きさに比例して高くなると説明しました。
とはいえ、それは部屋の中に不用品がびっしりと詰め込まれていた場合です。
きちんと整っていた場合は、生前整理業者が行うのは搬出にかかる手間と、不用品の処分だけになりますので、その分料金が安くなることもあります。
生前整理業者に依頼する前に、まずできるところまでは自分たちで片付けておくと、その分、生前整理の料金を抑えることができます。
さらに、ただ単に片付けをするだけでなく、自分たちで売れるものは売ってしまうこともオススメです。
古本や家電製品、衣類などはリサイクルショップなどで売ることができます。
相続の問題もあるので、換金した人がポケットに入れる・・・というわけにはいかないこともありますが、捨ててしまうよりも、売って換金した方が賢い選択であることは間違いありません。
また、自分たちでわざわざ売りに行かずとも、生前整理業者のなかには処分品を買い取ってくれる業者もあります。
生前整理業者に買い取ってもらうことで、その分、生前整理の料金を安くしてもらうことができるのです。
重い家電製品を部屋や家から運び出し、車に乗せてリサイクルショップに行き、そこで下ろして査定してもらう・・・という作業をするのが大変という人には特におすすめのサービスです。
もちろん、自分で売りに行くよりも買取価格が安くなってしまうかもしれませんが、自分自身が時間をかけて売りに行く手間賃が引かれていると考えれば、納得できるのではないでしょうか。
ただし一点注意が必要です。実は、中古のものを買い取って利益を出すことを営業として行うには「古物商」という特別な免許が必要になります。これを所持せずに買い取る行為は違法になっています。
もし依頼した生前整理業者が買い取ってくれるということになった際には、「古物商」を持っているかを確認する方が安全です。
生前整理の料金は、「人件費」と「処分料金」が大きな要素を占めます。
この2つのうち、生前整理を依頼する人がコントロールしやすいのは、「処分料金」です。
つまり、トラックへの積み込みだけを業者に依頼し、自分たちで近くのクリーンセンターへ持ち込むことで、料金を下げる方法です。
市町村区によって対応が異なるので問い合わせてみる必要がありますが、この方法ですと処分料金をかなり抑えることができます。
これまでのケースでは、「最大で処分料金が半分になった!」というような報告もあります。
ただし、注意しなければいけないのは、持ち込めるクリーンセンターと、片付ける場所が、同じ市町村区になければならないという点です。
例えば片付ける場所が千葉県千葉市で、自分が東京都渋谷区に住んでいる場合、持ち込めるクリーンセンターは千葉県千葉市のクリーンセンターのみです。自分の住所があるからといって、外からの処分品をむやみに持ち込むことはできません。
また、千葉県千葉市のクリーンセンターに持ち込めるのは、「千葉県千葉市に住んでいる人だけ」という点も注意です。
つまり、東京都渋谷区に住んでいる人は、そもそも千葉県千葉市のクリーンセンターには持ち込めないということです。
ほとんどのクリーンセンターでは、持ち込んだ際に本人確認書類の提示が求められます。
したがって、もし、自分の住所街にある部屋を片付けようとした場合は、片付ける地域に住んでいる人と共にクリーンセンターに行く必要があるのです。
冒頭にて、生前整理の料金が安いからという理由だけで生前整理業者を選ばない方がいい、というのはお伝えしたとおりです。
ここでは実際に発生した生前整理に関するトラブルを紹介したいと思います。
生前整理の料金がいくら安くてもトラブルになってしまっては意味がありません。
生前整理の料金だけではなくて、「安心して依頼できるか」という点も、生前整理業者を選定する基準に是非入れておきましょう。
生前整理で最も多いトラブルが、不当な料金の高額請求です。生前整理の作業後に見積もりにはなかった項目が勝手に追加され、高額な料金の請求がされてしまうというものです。
悪徳な業者は、一番最初の見積もりを不自然なほど安く提示してきます。そうすることで、料金面においては他の生前整理業者にくらべて安く感じさせ、依頼を勝ち取るのです。
そして、生前整理の作業後に、「下見の際に想定していた量よりも大量になった」「見積もり時に記載するのを忘れていた項目があった」などと嘘を言って、何倍の金額の料金を請求してきます。
この他に、依頼者が生前整理の料金相場を理解していないことを利用して、高い料金を提示するというケースもあります。
何事も「知らない」という状態では、騙されてしまうこともありますので、今回自分が依頼する部屋・家の生前整理の料金相場観がどれくらいなのか?という点は、しっかりと事前に押さえておきましょう。
生前整理をしている最中に、畳の下からや衣類の間から、布団の中から貴金属類が見つかったというのは、実は珍しい話ではありません。
そんな時、通常の生前整理業者であれば見つけた際に依頼者に知らせてくれるはずです。しかし、悪徳な業者の場合にはそれを報告せず、盗んでしまうということもあります。
どんなに気をつけていても、依頼者が生前整理業者の作業員のすべての行動を監視するというのは不可能なので、最終的には信頼できる業者に依頼するという方法でしか、盗難を防ぐことはできません。
あまりにも生前整理の料金を気にしすぎて、安すぎる生前整理業者を選択してしまうと、業者としてもギリギリの利益で行っているため、それを埋め合わせるために盗難を行ってしまうという可能性があります。
やはり、安すぎる業者には注意が必要なのです。
生前整理の料金があまりにも安い業者は、回収した処分品を不法投棄している可能性があります。
生前整理を行った際、費用としてかかるのは先述の通り、「処分料金」と「人件費」がほぼすべてとなります。
人件費については、極端に人の数を少なくすることはできません。どんなに力のある人でも、100kg以上もある重い家具を担いで階段を上り下りすることはできないからです。
あまりにも人件費を削りすぎると、作業が計画通りに終わらないということになりかねません。
そこで悪徳業者は、処分料金を不法な手段で削減しようとする意識が働きます。
つまり、悪徳な生前整理業者は、不法投棄を行うことによって安い料金でも処分料金を抑えようとするのです。
でも、業者のやったことだから、自分たちは関係ないとお考えではないですか。いえいえ。そんなことはありません。
不法投棄が見つかると、その生前整理業者だけではなく、その依頼者も罪に問われてしまう可能性があります。なぜなら、実際に捨てられているのはご自身のものですし、依頼したのも事実だからです。
「不法投棄をしていますか?」と聞いて、「しています」という生前整理業者はまず居ないと思います。
そのため、しっかりと業者の見極めが重要です。料金ばかりに目を囚われ、とんでもなく悪質な業者を選んでしまうことがないように注意をすることが大切です。
では、具体的にどうやって悪徳でない業者を見極めればいいのでしょうか。
これには、いくつかのポイントがあります。
まず、WEBサイトで業者のホームページなどを見る際の注意事項です。
WEBサイトには嘘だって書けるし、サイトを見ただけでは、悪徳な業者か、良質な業者かなんてわからないとお考えになるかもしれません。
実は、そんなことはありません。しっかりとポイントを抑えれば、WEBサイトを見ただけで、ある程度の業者の質を判断することができるのです。
生前整理業者のホームページを見た時にチェックするべき点は、
といった点です。
このように、WEBサイトを見る際には、その生前整理業者が、「自分たちのことを包み隠さず伝えようとしているか」「透明性があるか」という点を意識して確認してください。
悪徳な生前整理業者は、できるだけ自分たちのことを隠そうとします。「安い!」「安心!」といった表面的なキャッチフレーズだけでアピールしているような生前整理業者には注意が必要です。
当たり前のことですが、サイトに書かれている料金表はきちんと確認をするようにしましょう。
また、生前整理の料金項目のなかで疑問に思ったものに関しては、その生前整理業者に質問して解決するようにしましょう。
モヤモヤしたまま依頼しても、「あぁ、この生前整理業者に依頼しなければよかった・・・」となってしまうだけです。
質問をすることで、しっかり丁寧に説明、対応してくれるかどうかも確認できます。もし、回答をはぐらかしたり、曖昧な答えをするようであれば、「怪しい・・・」と疑っていいと思います。
今回は、「生前整理の料金相場を徹底解剖!」というテーマで、生前整理業者に依頼するときの料金相場についてご紹介しました。
生前整理業者を1社選択するまでには、非常に迷われることがあると思います。大事なのは、依頼者のあなたがすべての主導権を持っているという点です。
疑問に思ったこと、不明に思ったことは我慢せずに、生前整理業者に聞いてみるようにしてください。納得した状態で生前整理を依頼する方が、結果的に依頼者のあなたにとっても、生前整理業者にとっても良いはずです。
良い生前整理業者に出会えるきっかけにこの記事がなれば幸いです!
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