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投稿日:2017年05月27日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
近年、ゴミ屋敷が深刻な社会問題となっており、時にはニュースに取り上げられることもあります。
このようなゴミ屋敷の撤去には近隣住民の訴えから、行政が撤去に乗り出す「行政代執行」に発展するケースもあり、この場合の撤去費用は莫大なものになります。
住まいがゴミ屋敷化してしまった場合に、ゴミの撤去を業者に依頼した場合にはどれぐらいの費用がかかるのか、また業者はどこまでゴミ屋敷の撤去作業を行ってくれるのかについて説明していきます。
ゴミ屋敷の撤去を依頼できる業者をインターネットで検索すると、たくさんの業者名がヒットします。
それらの業者の中から、ゴミ屋敷の撤去費用の例を紹介していきます。
業者にゴミ屋敷の撤去を依頼する際には当然撤去費用が掛かりますが、この撤去費用はゴミ屋敷の広さや撤去するゴミの量、その他清掃や消臭作業などのオプションサービスの有無によって大きく変わってきます。
まずは「ゴミ屋敷 撤去 都道府県名」で検索してみてから、いくつかの業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。以下に、参考としてある業者のゴミ屋敷の撤去費用を一例として書いていきます。
部屋の大きさ | 費用 |
---|---|
1K・1R | 35,000円~130,000円 |
1DK | 35,000円~150,000円 |
1LDK・2DK | 60,000円~280,000円 |
2LDK・3DK | 90,000円~450,000円 |
3LDK・4DK | 150,000円~700,000円 |
4LDK・5DK | 170,000円~850,000円 |
同じ広さの部屋でも料金に大きく差がありますが、これは撤去するゴミの量や、ゴミ屋敷が高層階にあるときにエレベーターが使用できないなどさまざまな要因により撤去費用が変わってくるためです。
このほかに、部分クリーニングやオゾン脱臭、害虫駆除・防除作業などをオプションとして依頼することができる業者もあります。
また、部屋の広さにかかわらず、撤去するゴミの量によって料金を設定している業者もあり、その場合は2トントラック1台分につきいくら、といった料金設定になっています。
ゴミ屋敷の撤去費用の相場はあってないようなものなので、必ず数社に見積もりを依頼して、住人のニーズを満たしてくれる業者を慎重に選ぶようにしましょう。
東京都品川区で2016年5月17日に、ゴミ屋敷化してしまっていた空き家の行政代執行が行われました。
この行政代執行は「空き家対策特別措置法」と「ゴミ屋敷条例」に基づいたもので、この空き家には10年ほど前からゴミが増え始めたことから、周囲の住民が区に苦情を申し立てていましたが、所有者が改善要求に従わなかったために行われました。
撤去費用は約200万円かかり、所有者の男性に請求されます。行政代執行により請求される撤去費用は自治体により変わりますが、中にはこの品川区のケースのように莫大な金額に上ることもあります。
ゴミ屋敷を作り出してしまう原因はさまざまですが、心理的な要因がその多くを占めています。その原因をいくつか説明していきます。
仕事などで多忙を極め、家には寝に帰るだけ、食事は外食やコンビニ弁当といった状態の人の住まいがゴミ屋敷となってしまうことがあります。
掃除や片付けをする時間が取れないだけではなく、決められた収集日にゴミをゴミステーションに持っていくことすらできないほど忙しい人もおり、このようなケースでは留守中に部屋の片付けと掃除を行ってくれる業者にゴミの撤去を依頼することをおすすめします。
高齢者の中には加齢により体が思うように動かなくなることから、以前のように家事全般ができなくなり、住まいがゴミ屋敷となってしまう場合があります。
また、高齢者に多い「もったいない精神」から、不用品をなかなか捨てられなかったり、認知症の初期症状の一つである「収集癖」により、不用品を集めて身近に置くことで安心感を得る心理状態になってしまうこともあります。
ゴミ屋敷の撤去は体力と時間が必要なため、高齢者のみの世帯では自力解決が難しく、業者に撤去を依頼するケースが増えています。
配偶者や保護者など、家事をメインで行っていた人が死亡したり、離婚により同居を解消した場合、残された住人の家事能力が著しく低いと、住まいがゴミ屋敷となってしまいます。
このような場合には何が必要で、何が不要か判断がつかず、物を整理して処分することができなかったり、掃除の仕方が分からないなどの理由から住まいのゴミ屋敷化が進んでいきます。
会社で働いていても、近所づきあいや親せきづきあいがないか極端に少なく、孤立した状態で生活していると、心に孤独感が生まれてしまいます。
このような状態になると孤独感を埋めるため、身近に物を置いて安心感を得るという心理状態に陥ってしまいます。
たくさんの不用品に囲まれることで安心感を得ているので、他人からはただのゴミ屋敷でも、当の本人にとっては宝の山であり、一番安らげる場所になってしまうため、住んでいる人が自発的にゴミの撤去を始める可能性はかなり低くなります。
このような場合にはゴミ屋敷の撤去の前に、住んでいる人の心のケアを優先することをおすすめします。
肉体的または精神的疾患によって住まいがゴミ屋敷となってしまう場合もあります。
肉体的な疾患の場合は、完治すればまた部屋の掃除や片付けができるようになると思われがちですが、後遺症が残るケースもあり、その後もゴミ屋敷状態が改善されず、さらに状況が深刻になることもあります。
精神的な疾患、例えばうつ病などの場合には、掃除や片付けはおろか食事や入浴すら自分の力で行うことは不可能になってしまうこともあります。
また発達障害の一種に片付けられないといった症状がある事もあり、精神的な疾患の場合にはゴミの撤去のほかにも住人の精神的なケアを並行して行う必要があります。
このように疾患やその後遺症が原因となっているゴミ屋敷問題を解消するためには、一時的に大規模なゴミの撤去を行った後にも、定期的に清掃ヘルパーを手配するなどの方法で、また住まいがゴミ屋敷と化してしまわないよう注意していくことが重要です。
失恋や転居、肉親の死亡などで強い精神的ストレスを受けた場合に、一時的に掃除や片付けができなくなってしまうことがあります。
このようなケースでは時間とともにストレスが解消され、徐々に家の掃除や片付けができるようになることもありますが、回復した時点でもはや素人には手が付けられないほど住まいのゴミ屋敷化が進んでしまうことも考えられます。
ゴミ屋敷に住むことで、さらなるストレスにさらされる危険もあるので、思い切って早めに大掛かりなゴミの撤去作業を行うと良いでしょう。
あまりにもゴミの量が多かったり、水回りが使用不可能になってしまって手が付けられない場合には、早急にゴミの撤去を業者に依頼することをおすすめします。
住まいをゴミ屋敷にしてしまう原因が住人の性格にある事があります。
掃除や片付けが「おおざっぱ」、または「無頓着」といった性格の人の住まいは、ゴミ屋敷になってしまう危険性をはらんでいます。
このような場合は、ゴミをゴミとして認識しなかったり、ゴミがあっても気にならないので、本人が自発的に片付けを行うことは期待できません。
しかし、本人は不快感を感じない住居でも、近隣住民には悪臭など、多大な迷惑が掛かることもあるので、早めに業者に依頼するなどしてゴミの撤去を行う必要があります。
ゴミ屋敷はただ単にゴミに埋もれた住居ではなく、住んでいる人や、時には近隣住民にも被害を及ぼすことがある、危険な存在です。その危険性を以下に挙げていきます。
ゴミ屋敷は長い間掃除をすることなく放置されているので、ほこりが大量に溜まっています。
このほこりがコンセント付近に溜まることで漏電し発火、さらに周囲のゴミに燃え広がって火災になる恐れがあります。また、屋外までゴミがあふれ出していると、放火のターゲットになることも考えられます。
集合住宅や住宅密集地では大規模火災につながりやすいので、ゴミ屋敷は非常に恐ろしい存在です。
ゴミ屋敷の内部は、非常に不衛生な状態になっているので、ウジ虫やハエ、ゴキブリ、ネズミなどの害虫や害獣が発生します。
これらの害虫や害獣は人を不快な気分にさせるだけではなく、伝染病を媒介するので、大変危険な存在です。
また、ダニやムカデなど、直接人間に危害を及ぼす害虫も発生してしまいます。
前述した害虫や害獣はサルモネラ菌や大腸菌などの細菌類、レプトスピラ症やサルモネラ症などの病気を媒介するために、ゴミ屋敷に住んだり、その中で飲食を行うことは大変健康リスクが大きい行動です。
これらの害虫や害獣は直接人に噛みついたりもするので、非常に厄介な存在です。
また、ハウスダストが大量にゴミ屋敷内に存在しているので、アレルギー発症の危険もあります。そのほかにも積み上げたゴミの山が倒壊して下敷きになったり、大ケガをすることも考えられます。
ゴミ屋敷の内部では、賞味期限の過ぎた食品や生ごみがそのまま放置されているなどの原因で、腐敗による悪臭が発生します。また、水回りも掃除も行き届かない状態が続くと、下水の臭いも室内に充満してしまいます。
これらの悪臭は室内にとどまらず、やがて屋外へと広まり、近隣住民の迷惑になってしまいます。
ゴミ屋敷では掃除や換気が行われないことから、室内に湿気が充満し、畳や床、時には床板や柱までもが腐敗してしまい、建物の劣化が急速に進んでしまいます。
この状況をそのまま放置すると、室内を歩いた時に床を踏み抜いてしまうなどして大ケガをする危険性もあり、さらに状況が悪化して建物のリフォームや建物自体の解体などが必要になってしまう場合もあります。
このような状況になってしまう前に、速やかなゴミの撤去作業が必要です。
このように危険なゴミ屋敷の清掃や片付けは、撤去費用が必要になっても専門の業者に依頼することで安全かつスピーディーに問題を解消することができます。
撤去費用は業者や撤去するゴミの量、オプションサービスの清掃や消臭・消毒作業などの有無によって異なってくるので、片付けを依頼したいゴミ屋敷の状況に応じて、対応してくれるサービスや料金等を吟味して業者を選ぶようにしましょう。
以下にゴミ屋敷の撤去を依頼できる業者をいくつか紹介していきます。
清掃業者はその名の通り建物の清掃を専門とする業者ですが、ゴミ屋敷の片付け・清掃を依頼することができる業者も存在します。ゴミの片付けや撤去だけでなく、専門的な技術と知識を必要とする清掃作業も依頼することができることがメリットです。
便利屋にもゴミ屋敷の撤去作業を行ってくれる業者があります。
ゴミ屋敷の撤去を請け負ってくれる便利屋の中には、ゴミや不用品の撤去のみを行う業者から、清掃、リフォームまで行ってくれる業者も存在するので、ゴミ屋敷の程度に応じて依頼人のニーズを十分に満たしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
そのほかにも、専門的な技術を必要とする家電製品の撤去や、庭の片付け・手入れなどを依頼できる場合があるので、どのようなサービスに対応してくれるか、業者の特性をきちんと把握しておくことも重要です。
ごみ屋敷の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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ゴミ屋敷の撤去費用といっても、作業内容や業者によって大きく差がある事がお分かりいただけたと思います。ゴミ屋敷は住人だけではなく、周囲の住人にとっても危険で迷惑な素存在です。
住人の手に負えなくなってしまったら、自治体などの行政機関に迷惑をかける前に、適切な業者に依頼して、ゴミ屋敷問題を解消しましょう。
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