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投稿日:2017年05月27日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
近年、断捨離やミニマリストなど、いわゆる「物を持たない暮らし」が注目されています。
しかし一方では、掃除が苦手な人や、忙しくて掃除ができない人もいるので、一人暮らし人の家がゴミ屋敷化してしまうケースもあります。
ここでは一人暮らしのゴミ屋敷問題について解説していきます。
ゴミ屋敷は部屋にゴミがあふれて日常生活を送ることが困難になった状態の家の事を言います。
このゴミ屋敷の住人は一人暮らしの場合も多く、さまざまな問題を抱えていることがほとんどです。
ここでは一人暮らしの人の部屋がゴミ屋敷化してしまう原因をいくつか挙げていきます。
高齢者が一人暮らしをしている場合には、住まいがゴミ屋敷化してしまう危険性があります。
家事をメインに行っていた配偶者と死別したために、掃除やゴミ捨てなどの自分の身の回りの世話ができなくなってしまったり、認知症の初期症状に多い「収集癖」によって不用品やゴミを捨てるべきものと認識できなくなり、部屋に物をため込むケースなど、原因はさまざまです。
また、老化により体を思うように動かせなくなることで、掃除や片付けなどの家事が滞ってしまうこともあります。
そのほかにも高齢者に多い行き過ぎた「もったいない」という気持ちから不用品が捨てられないといった場合もあります。
一人暮らしのゴミ屋敷問題特有の原因に孤独感・寂しさがあります。
この孤独感を埋めるために、物を部屋にため込む行動があり、これが一人暮らしの住まいのゴミ屋敷化につながります。
孤独感や寂しさを周囲に物を置くことで紛らわせ、安心するという心理が働くと考えられています。
精神的または肉体的疾患によって住まいがゴミ屋敷となってしまうことがあります。
肉体的疾患の場合には、疾患が治っても後遺症が残る場合もあり、以前のように掃除や片付けができなくなってしまい、ゴミ屋敷を作り出してしまいます。
精神的疾患、特にうつ病などの場合には、何をする気力もなくなり、当然掃除や片付けもできない状態が長く続き、ゴミに埋もれた生活になってしまいます。
精神的疾患が重篤な場合には、自分自身を放置する、いわゆる「セルフネグレクト」という状態になり、自分の健康的かつ快適な生活を維持することにも意欲がなくなってしまい、掃除や片付けができなくなるばかりか、食事すらできなくなるケースもあります。
仕事などで忙しく、部屋の掃除や片付けができずに住まいがゴミ屋敷化してしまうこともあります。
このような場合には自治体が定めたゴミ捨ての曜日や時間などに合わせてゴミをゴミステーションに運ぶことすらできなくなる場合もあります。
こういった場合には多忙の原因に気持ちと時間を取られすぎて、自分の健康的な生活まで手が及ばくなることから、住まいのゴミ屋敷化につながってしまいます。
もともと掃除や片付けがができない、または掃除や片付けに無頓着な性格の人もおり、住まいがゴミ屋敷となってもなんら危機感を抱かない場合もあります。
普通の人が不衛生、散らかっていると感じる状態の住まいでも、このような性格の人はその状態になんら不快感を感じることはありません。
しかし、本人に不満はなくとも、悪臭などで近隣住民に迷惑をかけることもあり、こういったゴミ屋敷も問題となります。
失恋や転勤、激務などの環境の変化によるストレスなどで、部屋の掃除や片付けができなくなることもあります。
このようなストレスが一過性の物であれば、そのストレスが解消されたときに部屋の状態を改善することができますが、長くストレスにさらされる状態が続き、部屋の掃除や片付けができない状態も長く続くと、住まいは立派なゴミ屋敷になってしまいます。
このような状態になってしまうと、ゴミ屋敷の掃除や片付けには大変な時間と労力を必要とするので、ストレスにさらされる状況が解消しても、掃除や片付けをすることが困難になってしまいます。
一人暮らしの住まいをゴミ屋敷にしないためには、まず、自分がゴミ屋敷を作り出しやすい状況にあるということを理解することが大切です。
そのことを踏まえて、食器洗浄機やお掃除ロボットを導入して家事の負担を減らすように工夫すると良いでしょう。また、必要に応じて住まいの片付けや掃除をヘルパーに依頼することもおすすめです。
高齢者や病気で掃除や片付けができない人には周囲のサポートも必要です。
ヘルパーに依頼する手続きを代行したり、通院のサポートなど、ちょっとした「おせっかい」を焼くことで、住環境を快適に保つことができます。
一人暮らしのゴミ屋敷はただ単に物があふれているだけではなく、たくさんの危険性が潜んでいます。そのうち代表的なものは以下の通りです。
うずたかく積みあがったゴミなどが雪崩状に崩れてきて、住んでいる人などが下敷きになる場合があります。これによりケガをしたり、最悪の場合は身動きが取れなくなって、そのまま衰弱死してしまう危険もあります。
一人暮らしのゴミ屋敷は掃除が行き届いていないため、ほこりなどが室内に大量に存在する状態になります。コンセント付近に溜まったほこりには漏電からの発火に危険性があり、周りのゴミや物に引火して火災になることが考えられます。
ゴミ屋敷は不衛生になりがちです。そこにはゴキブリやハエ、ネズミなどの害虫・害獣が発生します。このような害虫・害獣は伝染病を媒介することもあるので、大変危険です。
買ってきた食品やその入れ物を放置することで、腐敗臭が発生します。また、前述の害虫・害獣のふんや死骸などの腐敗による悪臭の発生も考えられます。このような悪臭はゴミ屋敷の住人だけではなく、近隣住民の迷惑にもなります。
一人暮らしのゴミ屋敷の中には、前述したように病気を媒介する害虫が害獣が発生し、健康を損なうことも珍しくありません。
それ以外にも室内に溜まったほこりの中にはアレルギーの原因となるハウスダストが多く存在するため、アレルギーを発症してしまうケースもあります。
たかがアレルギーと思われる人もいるとは思いますが、アレルギーも激しい症状が出ることもあり、命に係わる問題に発展することもあります。
一人暮らしのゴミ屋敷の掃除と片付けをするコツをこれから紹介していきます。
この方法は時間と体力を必要とするので、ゴミ屋敷に住んでいる本人以外にサポートをお願いすることをおすすめします。
水回りが使用不可能な場合や、住まいが広い場合には素人の手には負えない場合もあるので、あくまで参考にする程度に留めてください。
まずは不用品を処分するためのゴミ袋を準備します。自治体によって分別の仕方が違うので、各自治体のルールに則ったゴミ袋を大量に用意しておきましょう。ゴミ屋敷の掃除後、日常生活にも必要な物なので、多めに準備しても問題はありません。
とりあえず「仕分けを行うスペース」を確保します。物があふれるゴミ屋敷ではなかなか大変ですが、2~3畳程度のスペースを空けるようにしましょう。
賞味期限の過ぎた食品、空のペットボトルや弁当入れ、古新聞など、明らかに不用な物をどんどん用意したゴミ袋に仕分けしていきます。この作業で一般的に「ゴミ」とみなされる物の処分を終わらせてしまいます。
ここからは不用品の仕分けに入ります。衣類や寝具などの布製品を貯めこんでいる場合には、「去年着たもの・使ったもの」のみを残して後は処分してしまいましょう。
「痩せたら着るつもり」などの理由で取っておきたいものもあるかもしれませんが、そういったものも処分して、ダイエットが成功した時に自分にご褒美として新しく購入することをおすすめします。
食器や調理器具も使わないものがたくさんある場合があります。こちらも、過去一年で使っていないものは処分してしまいましょう。
「いつか使うかも」と思って捨てがたい物もあると思いますが、その「いつか」が来た時に新しく購入するようにすると片付けがはかどります。
不用になった物を処分するときに一番邪魔になるのは「もったいない」精神です。この時ばかりは「もったいない」精神も一緒に処分してしまいましょう。
不用品の仕分けと処分が終わると、それらを収納していた家具や、使用していない家電などの処分に取り掛かります。不用になった家具や使用していない、または壊れている家電の処分は相当な力仕事になるので、ケガをしないように慎重に行う必要があります。
上記の作業が終わってから、ようやく掃除に取り掛かることになります。
ゴミ屋敷は長い期間掃除されていないことが多いため、普通の掃除では元のようにきれいにはなりません。
床、絨毯、壁、窓ガラス、水回りなど、掃除すべきところはたくさんあります。掃除を行うにあたっては、大量の雑巾や掃除用スポンジとともに、ホームセンターでそれぞれの場所に応じた洗剤を用意しておきましょう。
これらの洗剤には強い薬品が使われていることもあるので、取り扱いには十分注意し、ゴム手袋とメガネを付けてから掃除を行いましょう。
ゴミ屋敷の掃除を行うには人手と時間が必要です。
それらが確保できない場合や、ゴミ屋敷が広い場合、また水回りの使用が不可能になっている場合には専門の業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼することで、不用品の処分やゴミの処分場への運搬、素人では落としきれない住まいの汚れを解消してくれるなどのメリットがあります。
ゴミ屋敷の清掃は、清掃業者に依頼することができます。清掃だけではなく、不用品の運び出しなども依頼することができます。
また、業者によっては清掃後、再びゴミ屋敷にならないように清掃ヘルパーの派遣などのサービスを行っていることもあるので、清掃業者の提供するサービスを上手に利用して住まいを再びゴミ屋敷化してしまわないようにしましょう。
便利屋の中にはゴミ屋敷の清掃を請け負ってくれる業者もあります。
便利屋にゴミ屋敷の清掃を依頼するメリットは、不用品の処分や清掃だけではなく、設置や撤去に専門的な技術を必要とする家電などの処分や、住まいの中での移動、また一戸建ての場合は庭の掃除や手入れなども同時に依頼することができる業者が存在するということです。
便利屋は提供するサービスが多岐に及ぶため、自分のニーズを十分に満たしてくれる業者を選んで、作業を依頼するようにしましょう。
ごみ屋敷の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
一人暮らしの人の住まいがゴミ屋敷化しやすい理由と、その掃除や片付けにはいろいろな方法がある事がお分かりいただけたと思います。
ゴミ屋敷の住人が一人暮らしである場合には、周囲のサポートが必要になることもあります。
一人暮らしの場合でも、ゴミ屋敷問題に一人で悩まず、身近な人や業者に依頼してゴミ屋敷を解消し、健康的で快適な住環境を手に入れましょう。
記事を読んでゴミ屋敷に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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