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投稿日:2017年07月31日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
サ高住とは「サービス付き高齢者向け住宅」を略した言い方で、社会の高齢化に伴いニーズが高まってきている高齢者向けの賃貸住宅のことをいい、サ高住独特のメリット・デメリットがあります。
ここではサ高住の特徴と、他の高齢者向け住宅との違い、サ高住のメリット・デメリットについて解説していきます。
サ高住は、「サービス付き高齢者向け住宅」を略した言い方をしたもので、都道府県単位で認可された、主に民間企業が主体となって運営する高齢者向けの賃貸住宅のことをいうもので、サ高賃・サ付きとも呼ばれます。
サ高住は心身や高齢者のみでの生活に不安を抱える高齢者が安心して暮らすことができる賃貸住宅として「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の改正により平成23年10月に制度化されました。
一般的な賃貸住宅は高齢者のみの世帯での入居が難しい場合も多くありますが、サ高住は高齢者向けの賃貸住宅なので、空室がある限りは年齢によって入居を断られることはありません。
しかし、契約形態は通常の賃貸住宅と同様に賃貸借方式での契約を行う場合が多いので、高額な入居一時金を支払う必要がありません。
入居時必要な初期費用は敷金の役割を果たすので、金額も一般的な賃貸住宅の敷金とほぼ同等で、退去時の原状回復などに使われ、もし余ったら、契約者に返還されます。
サ高住は厚生労働省と国土交通省の共同管轄となっているので、ただ単に高齢者向けの賃貸住宅としての役割だけではなく、特別養護老人ホームの入所待ち待機者の解消や医療施設の在院日数の短縮による退院患者の在宅復帰先としての機能も期待されています。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)には費用的なメリット、提供されるサービス選択の自由のメリット、プライバシー面でのメリットがあります。
このメリットは、利用者にとっては逆にサ高住のデメリットとなる場合があるので、注意が必要です。
以下にサ高住のメリット・デメリットを表にまとめたので、参考にしてください。
ここからは他の施設と比べた場合のサ高住のメリット・デメリットを解説していきます。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のメリット・デメリット | |
メリット | 入居時に必要な費用が敷金のみなので、安く入居することができる |
施設が提供するサービスの中から必要な物だけを選択して利用できる | |
一般的な賃貸住宅と同様に個人専用の生活設備が備わっているので、プライバシーが守られる | |
デメリット | 施設ごとに生活支援サービスの差が異なる |
介護サービスは提供されないので、自分で外部の事業者と契約する必要がある | |
要介護度が高くなると住み続けることが難しくなる |
【参考・参照サイト】シニアのあんしん相談室
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)と老人ホームの一番大きな違いは、その契約形態にあります。
老人ホームの契約形態は利用権方式を採用してあり、この契約により生涯にわたり居室やそれ以外の共用の設備を利用し、介護や生活支援のサービスを受ける権利が保障されるというメリットがありますが、長期入院などで不在が長く続くと退去させられてしまうというデメリットがあるります。
それに対しサ高住では賃貸借契約を結ぶことが多く、老人ホームに比べて入居者の居住権が確保されやすいというメリットがあります。
なかには利用権方式の契約を結ぶサ高住もありますが、いずれの契約形態であっても事業者側が入居者の同意なく契約を解除することができない内容になっているので、一方的に退去させられる心配がないことがメリットです。
また、老人ホームは基本的に介護を必要とする高齢者向けの施設とされていますが、サ高住は介護の必要がない、または要介護度が低い高齢者が自立度の高い生活を送るための施設なので、生活の自由度が高いことも居住者のメリットと言えるでしょう。
サ高住に入居中に、介護が必要な場合は適切な介護を提供してくれる事業者を選び、サ高住の契約とは別に、介護サービスを受けるための契約を結ぶ必要があります。
サ高住の入居者の中でも、利用したい事業者決まっている人にとってはメリットと言えますが、自分に合った事業者を一から探すことが億劫だという人にとってはデメリットとなるでしょう。
それ以外にも要介護度が高くなるとサ高住に住み続けることが難しくなってしまうこともデメリットの一つです。
さらに、サ高住は自立度と自由度が高い生活を送ることができることをメリットとしているので、設備の充実度や提供されるサービスは老人ホームと比べると劣ることが多く、手厚いサービスを期待する人にとっては逆にデメリットであると言えます。
介護の必要がない、または要介護度が低い高齢者の入居を受け入れている施設はサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)以外に住宅型有料老人ホームがあります。
ここでは、サ高住と住宅型有料老人ホームの入居にかかる費用的メリットについて説明していきます。
サ高住に入居する場合には住宅型老人ホームと同様に、初期費用と月額利用料が必要になります。
初期費用は無料の施設もあれば数百万円に上る施設もあり、この費用は居室の広さや築年数、付帯する設備やサービスの充実度によって変わってきます。
この点サ高住は、住宅型有料老人ホームと料金が同等でメリットがない思われがちですが、サ高賃の初期費用は一般的な賃貸住宅を借りるときの敷金と同程度なので、住宅型有料老人ホームと比べ、初期費用を安く抑えることができることが費用的なメリットと言えます。
サ高住の初期費用は、退去時の原状回復などに利用され、残りがあれば契約者に返還されます。このように初期費用のシステムが理解しやすいこともサ高住のメリットです。
サ高住の月額利用料は一般的な賃貸住宅の家賃に相当するものですが、家賃以外にも安否確認・生活相談サービスの人件費などの費用も含まれます。
サ高住は、住宅型有料老人ホームほど手厚いサービスが提供されない代わりに、月額利用料を低く抑えられているので、これも費用面でのメリットと言えます。
サ高住は住宅型有料老人ホームと比べると、サービスの充実度は低いですが、費用の安さという点ではサ高住にメリットがあります。
しかしこの点は手厚いサービスを希望する高齢者にとっては、逆にサ高住の「自由度の高さ」がデメリットとなることもあります。
介護の必要がない、または要介護度が低い高齢者の中で、高齢者のみの生活に不安を抱えている場合には、住宅型有料老人ホームよりも安い費用で、自由度と自立度の高い安心した生活を送ることができることがサ高住のメリットと言えるでしょう。
賃貸住宅をサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)として都道府県に登録するためには、設備が一定の基準を満たすことが求められています。
その一定の基準とは、
です。
一般の賃貸住宅と遜色ない広さの居住空間が確保されること、高齢者の安全な生活を守るためのバリアフリー構造で建設されていることが、サ高住のメリットです。
さらにサ高住には安否確認・生活相談サービスが義務付けられているので、これもサ高住に住むメリットとなります。
これ以外に、各サ高住によって異なりますが、居宅介護支援事業所が併設されている施設もあり、介護が必要になった場合にも、このような事業者により介護サービスを受けることができることも高齢者にとってはメリットとなります。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)にはさまざまなタイプの設備があり、その中から利用者にとってメリットがおおい、理想的な施設を見つけて引っ越しをする前に、不用品の整理を行うことをおすすめします。
この不用品の整理は、一般的に生前整理といわれ、これからの生活を健康的かつ行動的なものしていくために大きなメリットが得られる作業です。
サ高住の広さが現在の住まいよりも狭い場合には特に必要な作業となります。
しかし、不用品の量が多い、住まいが広すぎる、高層階に住んでいるなどの場合の生前整理は素人の手には負えないこともあります。
そのような場合は、生前整理の専門業者に作業を依頼することをおすすめします。
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ここまで、サ高住についての説明と、サ高住以外の住まいと比べた場合のメリット・デメリットについて述べてきました。
サ高住に入居すると、老人ホームなど他の施設に入居した場合に比べて自由度の高い生活を送ることがでというメリットがありますが、提供されるサービスは老人ホームより劣っているなどのデメリットもあります。
また、介護サービスが必要な時には、自分で介護サービスを依頼する事業所を選ぶ必要がるなどサ高住独特の特徴があり、これらはある人にとってはメリットでも、別の人にとってはデメリットとなる可能性があります。
集団生活が苦手な高齢者や、自立度が高い高齢者の方で、費用を安く抑えたい場合にはサ高住はメリットが多い施設であることがお分かりいただけたと思います。
サ高住の特徴とメリット・デメリットをきちんと把握し、施設ごとに提供されるサービスや設置されている設備を良く比較・検討してから、入居者にメリットが多いサ高住を選ぶようにしましょう。
記事を読んでサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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