フローリングの重ね張りの費用相場は、6畳で6万円～9万円程度、8畳で8万5000円～11万円程度、10畳で10万円～14万円程度です。

「重ね張り」とは、フローリングの張り替えにおける施工方法の一種です。重ね張りの良い点は、フローリングを剥がし、張り替える作業よりゴミがでないため処分費がかからず、費用が安くつきます。また、工事期間が短いことも挙げられます。

この記事では、フローリングの重ね張りにかかる費用やDIYの方法を徹底解説していきます。

目次

• フローリングの重ね張りの畳数別費用相場は？業者とDIYの場合を紹介！
• フローリングの重ね張りにも無垢材は使えるの？DIYでも？
• フローリングの重ね張りをDIYしてみよう
• フローリングの重ね張りのメリット3選
• フローリングの重ね張りのデメリット2選
• マンションや賃貸でもフローリングの重ね張りしてもよいのか
• フローリングの重ね張りをお得に行うには、複数見積もり！
• 「フローリングの重ね張りの費用やDIY方法を徹底解説！」まとめ

フローリングの重ね張りの畳数別費用相場は？業者とDIYの場合を紹介！

フローリングの重ね張りの費用相場はいくらくらいなのでしょうか？

業者に依頼した場合とDIYの場合の費用相場を表にまとめましたので、ご覧ください。

フローリングの重ね張りの費用相場

間取り	費用相場（業者に依頼した場合）	費用相場（DIY)
6畳	6万円～9万円程度	1万円～5万円程度
8畳	8万5000円～11万円程度	4万円～7万円程度
10畳	10万円～14万円程度	5万5000円～9万円程度
12畳	13万円～28万円程度	8万円～12万円程度
20畳	20万円～48万円程度	9万円～15万円程度

フローリングの重ね張りの費用相場に大きく差があるのは、床材の違いや業者の違いがあるためです。

また、フローリングの重ね張りは、業者に頼むより自分でDIYしたほうが費用は抑えられますが、DIYが面倒だと感じる人やDIYに自信がない人は業者に頼みましょう。

フローリングの重ね張りにも無垢材は使えるの？DIYでも？

フローリングの重ね張りには、クッションフロアなど簡単にDIYができる床材が人気ですが、無垢のフローリング材は使えるのでしょうか。

結論から言うと、無垢のフローリング材は重ね張りでも使用できます。

ただし、無垢のフローリング材は厚みがあることが多いので、段差ができてしまいドアが閉まらなくなることがあります。DIYだと、床材のサイズをしっかり部屋の床のサイズに合わせないといけないので、初心者にはおすすめできません。

以上のことから、無垢のフローリング材を重ね張りしたいのであれば、リフォーム業者に依頼することをおすすめします。

フローリングの重ね張りをDIYしてみよう

フローリングの重ね張りをDIYするためには、様々な工程や注意点があります。

あまり気にせずDIYを始めてしまうと、大きな失敗をしてしまったり、後戻りできなくなる可能性があります。そこで、フローリングの重ね張りのDIY工程や失敗しないためのアドバイスをお伝えしていきます。

フローリングの重ね張りのDIY工程

まずは、フローリングの重ね張りのDIY工程についてご紹介します。

裏面がシート状になっているクッションフロアのほうが施工は簡単ですが、今回は木製のフローリング材を使用したときのDIY工程をご紹介します。フローリングの重ね張りのDIY工程は下記の通りです。

1. 手順1．床のサイズを測り、フローリング材を購入する
2. 手順2．フローリング材の配置を考える
3. 手順3．床をきれいに掃除し、水気も完全に飛ばしておく
4. 手順4．接着剤を塗り、床とフローリング材を接着する
5. 手順5．ズレることがないように、釘を打って固定する
6. 手順6．床材がズレていなければ、完成！

フローリングの重ね張りに使う接着剤はこれ！

フローリング材と既存の床を接着剤で固定しますが、接着剤にも様々な種類があることをご存じですか？せっかく購入した接着剤が、使えないようなことにならないためにも、どういった接着剤が良いのかお伝えします。

主に、フローリングの重ね張りにはウレタン系の接着剤が使われます。ウレタン系と聞いて、どこで購入できるか不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、ホームセンターやインターネットで手軽に購入できるので、ご安心ください。

また木工用ボンドを使用される方もいますが、木工用ボンドは床鳴りの原因になってしまうこともありますし、既存の床材がクッションフロアだった場合は、接着しないのでご注意ください。

フローリングの重ね張りでも巾木は忘れずにつけよう

巾木とは、床面と接する壁に取り付ける木材や石材のことです。これは、飾りで取り付けているのではなく、きちんとした役割があります。

1つ目の役割は、床と壁の隙間を隠すことです。床と壁の隙間に、埃や水分がたまってしまうとカビの発生や腐食の原因にもなりますので、巾木で隙間を隠す必要があります。

2つ目の役割は、壁を保護することです。掃除機などをぶつけてしまったときに、壁ではなく巾木にぶつかることで、壁にダメージが及びません。

巾木にも、いろいろなデザインがあるので、ご自宅に合ったデザインの巾木を選ぶことをおすすめします。

フローリングの重ね張りを失敗しないようにするには

フローリングの重ね張りの工程を紹介しましたが、失敗しないためにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは2つあります。

1つ目のポイントは、フローリング材の配置は絶対に決めておきましょう。決めておかないと、床にフローリング材を張り始めてから残りの隙間のサイズとフローリング材が合わないことが起こります。

2つ目のポイントは、床とフローリング材を接着する際に、床に対してまっすぐフローリング材を張りましょう。少しのズレが後々大きなズレになります。

また、釘でフローリング材を固定するのが良いのですが、賃貸物件や原状回復を求められている物件では、絶対に行わないようにしましょう。退去時にかなりの金額が請求される可能性が大きいです。

フローリングの重ね張りのメリット3選

フローリングの重ね張りには、メリットとデメリットがあることを冒頭でご説明しましたが、より具体的にどんなメリットがあるかご説明します。

フローリングの重ね張りのメリットは以下の三点が挙げられます。

• フローリングを重ね張りにして断熱性能が上がる
• フローリングを重ね張りにして防音性能が上がる
• フローリングを重ね張りにして床暖房を設置できる

フローリングの重ね張りのメリット1 - 断熱できる

フローリングの重ね張りのメリットの1つ目は、断熱性能が上がることです。

フローリングを重ね張りにすることで、床下から床材までの距離ができ、断熱性能が上がります。床暖房を入れているように暖かさを強く感じるわけではありませんが、床材の厚みがあればあるほど、断熱性能は上がります。

フローリングの重ね張りのメリット2 - 防音性能が上がる

フローリングの重ね張りのメリットの2つ目は、防音性能が上がることです。

これも断熱性能と同じように、フローリングを重ね張りにすることで床下から床材までの距離ができ、その分、防音性能が上がります。それでも、さらに防音性能を良くしたいと思われるのであれば、フローリングの上にカーペットを敷くなどの対策を取りましょう。

フローリングの重ね張りのメリット3 - 床暖房を設置できる

フローリングの重ね張りのメリットの3つ目は、床暖房を設置できることです。

ただし、床暖房には電気式と温水式などがあることから、DIYで設置することは難しいでしょう。床暖房の設置をしたい人は、リフォーム業者に依頼しましょう。費用は、6畳の部屋で約30万円～50万円です。

フローリングの重ね張りのデメリット2選

フローリングの重ね張りは、メリットがあることをご紹介しましたが、デメリットは、どんなものがあるのでしょうか。フローリングの重ね張りにおけるデメリットは、以下の2点です。

• カビが発生しやすくなる
• 段差ができ、ドアの調整が必要になる

フローリングの重ね張りのデメリット1 - カビが発生しやすくなる

フローリングの重ね張りのデメリットの1つ目はカビが発生しやすくなることです。

カビは、湿度や気温が高く、栄養分（汚れやほこりなど）がある環境で発生します。フローリングの重ね張りとは、既存の床材の上から新しい床材を張り付ける施工方法です。

つまり、どうしても既存の床材と新しい床材の間に湿気や汚れがたまりやすくなってしまうことから、カビの発生する確率が高くなってしまいます。

カビの発生を少しでも防ぎたい人は、既存の床材と新しい床材の間に、防カビシートを敷いたり、床材と床材の間に隙間ができないよう、しっかり張り付けてください。

フローリングの重ね張りのデメリット2 - 段差ができ、ドアの調整が必要になる

フローリングの重ね張りのデメリットの2つ目は段差ができ、ドアの調整が必要になることです。

何度もお伝えしていますが、フローリングの重ね張りとは、既存の床材の上から新しい床材を張り付ける施工方法です。

つまり、床材の厚みによって隣の部屋やドアとの間に、大きな段差が埋めれてしまう可能性があります。そうなってしまったら、ドアの高さを調整しないと生活しにくいと思います。

以上のことから、床材を購入するときは、厚みがあまりないものを選ぶことをおすすめします。厚みがある床材を購入する人は、ドアの調整をしなければいけない可能性があることをご理解ください。

マンションや賃貸でもフローリングの重ね張りしてもよいのか

「一軒家ならともかくマンションや賃貸物件でもフローリングの重ね張りはできるのか」

こう思っている方はいませんか？

結論から言うと、物件によってフローリングの重ね張りをしてもよいかどうか変わってきます。

まず、マンションの場合ですが、既にマンションを購入し、ご自身の持ち家である場合は、基本的にフローリングの重ね張りをしても問題ありません。

しかし、張り替え作業中に大きな音が出てしまうかもしれませんし、業者に依頼した際も、近所の方が気になるかもしれません。DIYで重ね張りをする際は、大きな音を立てないように気を付けましょう。

また、業者に依頼した場合は、隣の部屋の住人に事前に挨拶をしておくのが良いでしょう。業者によりますが、事前にあいさつに伺ってくれる業者もあるので、依頼時に確認しておきましょう。

賃貸物件の場合は、フローリングの重ね張りをすることは難しいケースが多いです。なぜなら、たいていの賃貸物件は、契約時に「原状回復」を求められるからです。※「原状回復」とは、退去時には、入居時と同じ状態に戻して部屋を返却すること

退去時に、重ね張りをしたフローリング材と接着剤をきれいに取り除けば問題ないかもしれませんが、既存の床にカビが生える可能性があることに注意してください。

どうしても、フローリングを重ね張りしたい場合は、大家さんか管理会社に許可を取りましょう。

フローリングの重ね張りをお得に行うには、複数見積もり！

フローリングの重ね張りを行うには、業者に依頼したほうがキレイに仕上がります。

そこで、業者に依頼したいと思っても、業者に依頼した経験がないため、どうすれば良いのか分からない人は多いですよね。

そんな時は、フローリングの重ね張りを行っている複数（3社以上）の業者に見積もりを出してもらいましょう。フローリングの重ね張りにかかる費用は、業者によって大きく変動します。

なぜなら、フローリングの重ね張りにかかる費用は、各業者によって設定されているからです。

業者が違えば、こんなに費用が違うのかと驚かれると思いますので、複数の業者から見積もりを取った後に、どの業者に依頼するか決めるとフローリングの重ね張りをお得に行えますよ。

フローリング張替えならオコマリ！

全国にフローリング張替えを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。

オコマリでは、お客様に安心してフローリング張替えを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。

また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。

問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

「フローリングの重ね張りの費用やDIY方法を徹底解説！」まとめ

フローリングの重ね張りの費用相場は、6畳で6万円～9万円程度、8畳で8万5000円～11万円程度、10畳で10万円～14万円程度でした。

また、DIYの方法や注意点をお伝えしてきました。フローリングの重ね張りは、張り替えに比べて費用を安く抑えることはできますが、デメリットもあります。どちらが良いかはご自身で選んでください。もしご自身で選ぶことができない場合は、リフォーム業者に依頼しましょう。

しかし、初めてフローリングの重ね張りを業者に依頼する方は優良業社の選び方が難しいかもわかりませんね。そういったときはオコマリの紹介サービスを利用することをおすすめします。フローリングの重ね張り業者に困ったらオコマリに無料相談してみてくださいね。

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