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投稿日:2017年05月06日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ゴミの片付けが得意でいつも部屋が片付いている人もいれば、常に散らかった部屋になってしまう人もいますよね。
ゴミをどうしても片付けられない人というのは一定数います。
ゴミを片付けられないことで本人が悩んでいる場合もあれば、悩んでいないとしても周囲の方に心配させてしまっているケースも少なくありません。
今回はゴミが片付けられない方や、ゴミ屋敷に住んでいる方を心配している方に向けて、ゴミの片付け方やゴミ屋敷の抜け出し方などを解説します。
「ゴミが片付けられない」という悩みを持つ方は少なくありません。
日々の忙しい生活を送るなかで、部屋を片付ける暇もなく気付けば部屋が散らかっているというのは良くある話でしょう。
しかし、ゴミ屋敷の問題は年々深刻化しており、条例を制定して対応に乗り出している自治体もあります。
部屋のゴミを片付けずに放置しているうちに、家がゴミ屋敷になって自治体自治体のお世話になるなんてことは避けたいものです。
ゴミ屋敷条例とは、自治体がゴミ屋敷の敷地内のゴミを強制撤去できるように定めた条例の通称です。
条例が制定されるまでは、私有地内の物は住人の固有資産と定められているため、強制的に撤去できませんでした。
近隣住民からするとどうみてもゴミにしか見えなくても、ゴミ屋敷の住人が資産だと主張すれば処分できません。したがってゴミ屋敷の住人に対して、自治体はゴミを自主的に処分してもらうようにお願いし続けるしかありませんでした。
しかし、ゴミ屋敷は放火の危険性や土壌・水質汚染、悪臭や衛生面など近隣住民に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
そこで、2012年東京都足立区が生活環境保全条例を制定し、ゴミ屋敷の整理に乗り出しました。それに続いて全国の自治体でもゴミ屋敷条例を制定して強制撤去に踏み出しました。
各自治体によって、比較的穏健なところもあれば積極的に整理を強行するところもあるようです。ゴミ屋敷の住人には高齢者の方が多く、高齢化が進むにつれて強制撤去の件数も増えると予測されています。
ゴミ屋敷の住人はもちろんですが、そのご家族にとってもゴミ屋敷の片付けは早急に取り組むべき問題といえるでしょう。
ゴミ屋敷という言葉は耳馴染みがありますが、ゴミ部屋という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
このゴミ部屋は汚部屋とも言われ、一時はテレビでも取り上げられていました。ゴミ屋敷はゴミが蓄積された一軒家で、ゴミ部屋はアパートやマンションなどの部屋にゴミが貯まっていることを指します。
実はこのゴミ部屋もゴミ屋敷と同じく問題となっています。ゴミ屋敷は家の敷地内にゴミが片付けられずに溜まっていくので、近隣住民や自治体職員に比較的認知されやすいものです。
一方でゴミ部屋はアパートやマンションの部屋の中にゴミが蓄積されていくため発見が遅れやすく、認知された時には深刻な状態となっていることが多いのです。
ゴミ部屋の住人は、ゴミ屋敷と比べると若い方に多く、意外なことに8割が女性だと言われています。しかも普段は身なりも整えていて、一見するとしっかりとした生活環境のイメージを持たれるような方が多い傾向にあるようです。
ゴミ部屋の住人に女性が多い理由としては、以下の理由があります。
ゴミが片付けられないまま放置してしまっている方は少なくありませんが、知らず知らずのうちにご自身がゴミ部屋の住人になっているということは十分に考えられることでしょう。
ゴミを片付けられないことを自覚している方は、今一度ゴミ部屋のリスクについて考えることが大切です。
ゴミを片付けられる人と片付けられない人には明確な違いがあります。
性格や考え方の違いといった単純な問題ではなく、ゴミを片付けられない人には「片付けられない理由」が存在します。
ゴミを片付けられない理由をしっかりと認識することは、ゴミ屋敷を防ぐには重要なことだといえるでしょう。
ゴミ屋敷を防ぐために、ゴミを片付けられない理由を根本的なところから見ていきましょう。
使い古されたボロボロの物を大切にしている方は周りにいませんか?
「それはどうみてもゴミだから、捨てれば良いのに」とこちらが思っても、大切に使い続ける人もいますよね。
人の価値観は多種多様なので、なにをゴミとするのかも人それぞれ違うものです。
所有物を価値のないものと判断して初めてゴミと認識できますが、思い入れがあったりまだ使えると思ったりした場合、所有者にとってゴミになりません。
先ほどご説明した自治体のゴミ屋敷の強制撤去が難しい問題として扱われているのも、このゴミの認識の違いが原因といえるでしょう。
ゴミを片付けるためには、まずゴミを認識する必要があります。ゴミを認識するにあたって、物を大切に扱う傾向にある方はそれが難しいことが往々にあります。
物を大切に扱うのはとても良いことではあります。しかし、ゴミを片付けるには価値観を変える努力やきっかけが必要なのです。
ゴミを片付けること=ゴミを捨てること。
同じ意味にも思えますが、実はイコールではありません。
ゴミ屋敷はリバウンドすると言われています。
つまり、一度ゴミを片付けてもまたゴミ屋敷に戻ってしまうケースは少なくないのです。
それでは、なぜゴミ屋敷がリバウンドしてしまうのかというと、先ほどご説明したゴミの認識、価値観が変わっていないからです。
目につくゴミを捨てればゴミ屋敷が整理されるという認識だと、どうしても目につくものだけを捨てるだけで終わってしまいます。
しかしゴミの片付けで重要なのは、もう一歩踏み込んで「必要な物」と「不要な物」を仕分ける段階です。
部屋が散らかってしまいゴミ屋敷となってしまうのは、物が多すぎるのが原因です。
自分にとっての「必要な物」と「不要な物」の基準を明確に持っていないと、例え一度ゴミを捨てても、時間がたつとまた「不要な物」が蓄積されていってしまいます。
そしてゴミ屋敷がリバウンドすることになってしまいます。
目につくゴミを捨てた上で不要な物を処分して初めて、ゴミが片付いた状態となるといえるでしょう。
「ゴミを片付けたい」という強く思うのであれば、ゴミだけでなく「不要な物」も捨てるという心がけが必要です。
ゴミ屋敷専門業者の間では、ADHD(注意欠陥・多動性障害)がゴミを片付けられない原因のひとつだと考えられています。
ADHDとは発達障害の一種で、有名人でもこの障害を持っていることを公言している方も多くいます。
ADHDには「物事の計画を立てるのが極端に苦手」という症状があります。
この症状が強く出ている方はゴミを片付けたいという意思を持っていても行動に移すのがとても難しいのです。
また、「極端な面倒くさがり」として出現する不動性という症状もあり、ゴミの片付けをさらに困難にする一因となります。
認知症の初期症状でも「物事の計画を立てられなくなる」というものがあります。
ゴミ屋敷の住民に高齢者の方が多いのは、認知症の症状も一因だと考えられています。
ADHDや認知症の方がゴミの片付けをするにはサポートが必要です。
無理をして自力でゴミを片付けられない場合は、ゴミ屋敷業者や片付け業者に相談すると良いかもしれません。
ゴミ屋敷業者や片付け業者のなかには、ゴミの片付けだけでなくアフターサービスとして定期的に連絡してくれるところもあります。
ADHDや認知症の特性上、ゴミ屋敷のリバウンドはどうしても起こりやすいので積極的にアフターサービスを活用しましょう。
ゴミを片付けるにはゴミを捨てるだけではなく、「必要な物」と「不要な物」に仕分ける必要があることを先ほどご説明しました。
ゴミの量によってゴミを片付ける際の負担は大きく変わりますが、ゴミを片付ける手順は基本的に決まっています。
ここでは、自分一人で片付けられるゴミの量の場合と自分一人で片付けられないくらいゴミが大量の場合の、2つの手順について見ていきましょう。
自分一人でゴミを片付ける場合の手順についてご説明します。
比較的ゴミが少ないケースを想定した手順です。こちらの手順では大きく分けて3つの段階があります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
自分でゴミを片付ける場合に必要となる物品は、軍手・マスク・段ボール・ゴミ袋・ゴミ分別表の5つです。
軍手・マスクは衛生的に必要です。一人でゴミを片付けることからゴミ屋敷のレベルとまでは行かずとも、部屋の衛生状況はあまり良くないと考えられます。
ゴミや不要品が蓄積されていると、ほこりやカビも大量に発生しているはずです。汚染されたゴミに触れることになるので軍手は着用しておきましょう。
また、ほこりやカビを吸い込まないようにマスクの着用も忘れないようにしてください。段ボールは「必要な物」と「不要な物」を仕分ける時に使用します。
大きめの段ボールを用意しておくと良いでしょう。また、仕分けの段階で判断に迷うことも考えられるので、その時に保留するための段ボールも用意しておきましょう。
ゴミ袋とゴミ分別表はゴミを片付ける際に必要です。ゴミの分別は自治体によって内容が違うので、プリントアウトして手元に用意しておきましょう。
大量に出るゴミを分類することになるので、手元に分類表があると効率的に作業を進めることができます。
まずはゴミを片付けることから始めましょう。
ゴミ分別表を参照しながら燃えるゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミなどに分別していきます。
ゴミがある程度片付いたら、「必要な物」と「不要な物」の仕分け作業に移行します。
「必要な物」と「不要な物」、仕分けに迷った時のための「保留する物」の3種類の段ボールを用意します。
大量にある所有物を仕分けする必要があるのでスムーズに進めていくことが大切です。
仕分けの判断に迷って、手が止まることが多いようなので、どうしてもその場で判断できない場合は「保留する物」の箱に入れておきましょう。
「必要な物」と「不要な物」を仕分ける基準は価値観に左右されるものですが、基本的に処分するという考えで作業した方が良いです。
一応の目安として仕分ける基準を記載しておくので参考にしてみて下さい。
また、「衣類は何着まで残す」「本は何冊まで残す」など、あらかじめ残す数を決めておくのも一つの手です。
分類したゴミは自治体が定めた回収日に出します。
自治体によっては一度に出せる量が決まっているところもあるので注意しましょう。
「不要な物」の処分は、回収してもらえる物であれば回収日に出しても問題ありません。
ただし容量のあるものや大きい物は粗大ゴミの扱いになります。
なお、ほとんどの自治体では一辺が30cm以上の物は粗大ゴミの扱いになるようです。
各自治体で粗大ゴミの処分方法は異なりますので、事前に確認しましょう。
粗大ゴミとして処分する場合、指定のゴミ回収場所までは運ばなければなりませんが、不要品回収業者に依頼すると運び出してくれます。
処分する不要品の量や大きさなどに合わせて無理のない方法で処分しましょう。
大量のゴミを片付ける場合も自分で片付ける手順と変わりません。
しかし、ゴミの片付けや「必要な物」と「不要な物」の仕分け作業、部屋からの運び出しなどの負担がとても大きくなるでしょう。
仮に手伝ってくれる方がいたとしても、ゴミの量によっては何日もかかってしまうかもしれません。
ゴミが大量にある場合はゴミ屋敷業者や不要品回収業者に依頼しましょう。
ゴミ屋敷業者に依頼するメリットや料金の相場についてご説明します。
ゴミの片付けをゴミ屋敷業者、不要品回収業者に依頼するメリットは、体力的な負担がないことや、「必要な物」と「不要な物」の仕分け作業がスムーズにできることです。
ゴミ屋敷業者や不用品回収業者は数多くのゴミ屋敷を整理してきています。
経験やノウハウを積み重ねているため、スムーズにゴミを片付けてくれるでしょう。
依頼した後はゴミの片付けや運び出し、処分まで基本的に任せておけば作業してもらえるので体力的な負担はありません。
「必要な物」と「不要な物」の仕分けの際には意見を求められますが、一人で仕分け作業をするよりも業者のアドバイスを踏まえて判断できるのでスムーズにすすめられることでしょう。
また、ゴミ屋敷のリバウンドを防ぐためのアフターサービスを行っている業者であれば、部屋が散らかっていないかに定期的に連絡してくれる場合もあります。
せっかくゴミを片付けたのにまたゴミ屋敷に戻ってしまうのは悲しいですよね。
部屋が片付いた状態を維持できる自信がない方にとっては、アフターサービスという付加価値はとても大きいものだといえます。
ゴミの片付けを業者に依頼する時に、心配なのが料金だと思います。
ゴミ屋敷の費用の内訳としては、掃除費用・処分費用・撤去(運搬)費用・処理費用・人件費となるようです。
そこに畳や仏壇などの引き取り費用として追加料金がかかることがあります。事前に相談の上、料金の見積書を出してもらっておくと安心です。
料金設定は「軽トラック1台」や「2トントラック1台」ごとのプランで決められている業者がほとんどです。
当然ですがゴミや不要品の量によって料金が変わります。
アパートやマンションなどのいわゆるゴミ部屋の場合、軽トラックプランで済むケースが多いようです。
ゴミ部屋の場合の料金相場は、8万円~11万円ほどとなります。
掃除費用や運搬費など込みで、業者によっては燃えるゴミなどの一般的な家庭ごみまで引き取ってもらえます。
ただし、ゴミが天井まで届くような量を依頼した場合は15万円~20万円ほどとなるようです。
ゴミが天井まで届くようなケースではフローリングの汚染や臭いがひどいこともあるため、掃除費用も追加でかかるかもしれません。
一軒家などのゴミ屋敷の場合は、さらにゴミの量が多くなるケースも多く、料金はより高くなる可能性があります。
2トントラック2台分と掃除費用や人件費などが追加されると20万円を超えることもあるようです。
ゴミの量や部屋の汚染具合、掃除をする面積によって料金にも変動があるので、いずれにしても事前の見積もりはしっかりと取得するようにしましょう。
今回の記事で度々ご説明しているゴミ屋敷のリバウンドがあります
せっかく苦労してゴミを片付けたのに、元のゴミ屋敷に戻ってしまうのは避けたいですよね。
実はゴミの片付けよりも、片付けた後のキレイな部屋を維持することの方が難しいようです。
ゴミの片付けができない人に共通しているのは「ゴミを片付ける習慣がない」こと。
毎日少しの心がけで、ゴミ屋敷のリバウンドを防ぐことができます。
ここでは生活に取り入れられるゴミの片付け方や掃除の方法、考え方のコツなどをご紹介します。
ゴミを片付けられなかったり部屋が散らかってしまったりする方は「不要な物」が多いことが原因です。
ゴミの片付けでの「必要な物」と「不要な物」の仕分けをしていれば、ご自身の中で不要な物の基準ができているはずです。
安いからと衝動買いしたり、日用品を買いだめしたりしていませんか?
不要な物をできるだけ買わない、買う前に「必要な物」かを考える習慣が身に着けば、物が増えない生活を送れることでしょう。
部屋が散らからないようにするには、物の収納場所をあらかじめ決めておくと良いです。
使ったものをついつい置きっぱなしにして放置すると、どんどん散らかってしまいます。
例え小さい物でも積み重なると散らかって見えてしまうのは経験されたことがあると思います。
毎回収納場所に戻すのは面倒ですが、意識的に片付けるようにしましょう。
繰り返しているうちに習慣になって当たり前にできるようになればしめたものです。
意識的に物を増やさないようにしていても、不要な物は増えていってしまうものです。
服のデザインは古くなっていきますし、家具は劣化していきますよね。
「不要な物」が貯まってしまうまえに定期的に仕分けし、ゴミを片付けることが大切です。
「1年使っていなかったらゴミとして捨てる」「〇個以上増やさない」など基準を決めておくと良いでしょう。
重要なのは、物を溜めないことです。
部屋の中を全て掃除しようとすると、1日かかってしまいますよね。
掃除は曜日ごとに一ヵ所ずつすることで、負担なく毎日部屋をキレイにすることができます。
例えば、「月曜日はトイレ、火曜日はお風呂、水曜日は・・・」と決めておきます。
大変そうなイメージを持たれるかもしれませんが、こまめに掃除していると汚れが少ないので、すぐに終わらせられます。
掃除を習慣にできれば、片付いた部屋を維持できることでしょう。
使った後の食器もついつい溜めてしまいがちですよね。
使った後にすぐ洗う習慣を身に着けられれば理想的ですが、難しい場合は紙皿や割り箸を使用するという方法もあります。
使い捨てできるので、使用済みの食器が溜まることはなくなります。
ゴミ屋敷の住人には高齢者が多いと言われています。
ゴミを片付けられない原因は人によって様々ありますが、高齢者には特有の片付けられない要因があります。
ここでは、若者と比べて高齢者が特にゴミを片付けられない理由や、ゴミ屋敷に住む高齢者のサポートの仕方についてご説明します。
高齢者がゴミを片付けられない理由は複雑で、いろいろな原因が考えられます。
高齢者は肉体面や精神面での様々な理由からゴミを片付けられない状況にあります。
これらの理由を把握せず、ゴミ屋敷と化した住居を片付けるように促すだけでは解決できない問題なのです。
加齢によって判断力や体力が低下するなか、ゴミを片付けながら愛用してきた物を「不要な物」と仕分けし、粗大ごみとして出す。
ゴミを片付けるのは若者でも骨の折れる作業なのに、果たして高齢者一人でできるでしょうか。
難しいことは簡単に想像できると思います。
第三者から見るとただのゴミにしか見えない物でも、高齢者にとっては今までの人生をともにしてきた大切な物なのかもしれません。
高齢者にとってゴミや不要品を片付けたり処分したりすることは、今までの人生を手放す感覚であり、ご本人の強い覚悟が必要な場合があります。
したがって、ゴミ屋敷に住む高齢者の問題を解決するには、ご家族や周囲の方などのサポートが必要です。
生前整理とは単純に身の周りを整理するのではなく、今までの人生を整理しこれからの余生を見つめなおす機会です。
高齢者にとってのゴミの片付けは、まさに生前整理であると言えるでしょう。
生前整理は体力・気力のある高齢者だけがするものではなく、一人でするものでもありません。
むしろご家族が付き添って行うのが理想です。
しかし、生前整理のやり方はあまり知られておらずやり方が分からないこともあります。さらに、ゴミ屋敷の中にある大量のゴミの片付けや「不要な物」の仕分けは、高齢者にとって大変な負担となることでしょう。
生前整理の知識がある知り合いがいたり、人手が十分に確保できるのであれば家族がサポートしながら生前整理を進めていくのが理想的なのです。
しかし、あまりにも負担が大きすぎるのであれば、生前整理業者の活用も検討しましょう。
一人暮らしをしているご高齢の方が亡くなると、家の中にあるゴミの片付けや家具、家電などの処分といった遺品整理作業をすることになります。
特に高齢の方が孤独死してしまった場合、ご遺族は突如遺品整理に追われることになります。
ゴミや家具、家電、生活用品など処分しなければならない物の量は思いのほか多く、遺品整理の大変さに呆然としてしまうご遺族の方は少なくないようです。
遺品整理でのゴミの片付けはどのように進めれば良いのでしょうか。
ここでは、ご遺族が遺品整理で困らないために知っておくべきことを解説します。
遺品整理の際にご遺族が困ってしまうのは、遺品整理と一般的な部屋の整理との違いを認識できていないことが原因です。
遺品整理と一般的な部屋の整理と違う点は以下となります。
一つずつご説明していきます。
遺品整理で出るゴミや不要品は、一般的な部屋の片付けとは比較にならないほどの量が出ます。
一般的な部屋の片付けでもゴミや不要品を捨てることもあると思います。一方で遺品整理では家の中にある物のほとんどを処分することになります。
人生のなかで、部屋の中の物をほとんど捨てる機会はそうそうありませんよね。
遺品整理の場面になって、想像していた以上に出るゴミや不要品の量を目の当たりにし、どう処分すれば良いのか分からないのは当然のことと言えます。
一般的な部屋の整理でも「必要な物」と「不要な物」の判別は難しいことは先ほどご説明しました。
「必要な物」と「不要な物」の基準は人によって違うもの。
第三者からみればゴミに見える物だとしても、思い入れがあったり生活に欠かせない物であったりしますよね。
遺品整理では、「必要な物」と「不要な物」の仕分けがさらに難しくなります。
なぜならば、それを自分で判断できないからです。
基本的にほとんどの物を捨てることになるとしても、「本当に捨てても良い物なのか」「そういえば生前これを大切にしていたな」と考えるうちに、仕分け作業が進まなくなってしまうご遺族の方が多いようです。
故人の遺志が分からない以上、遺品をむやみに「不要な物」にできない。
そんな気持ちが遺品整理作業を大変なものにしてしまいます。
不要品やゴミを捨てるまでの過程で、「必要な物」と「不要な物」を仕分けすることについてご説明しました。
仕分けの判断基準として、高価な物は捨てずに取って置いたり、リサイクル業者などに買い取ってもらったりするかと思います。
ご自身で購入したものであれば、不要品が高価であるかどうかは認識できます。ですが、それが自分のものでないとすると価値を判断することが難しい場合があります。
趣味で集めていた絵画や壺などのコレクションや一見高級そうなタンスなど、捨ててしまうには忍びない物が出てくることもあるでしょう。
そのような場合に、他の不要品と一緒に捨てるのか、リサイクル業者などに査定依頼するのか、形見分けするのかといった葛藤が生まれることもあるようです。
ご遺族は遺品整理をする際に、家の中の大量にある物から「必要な物」と「不要な物」を仕分けし、ゴミや不要品を処分しなければなりません。
場合によっては、不要品回収業者やリサイクル業者への依頼をする必要もあるでしょう。
しかし、旅立つ故人を穏やかに見送るには、できるだけゆとりのある時間を確保し、ご遺族やご親族と思い出を語り合うことも大切なのではないでしょうか。
遺品整理業者は、不要品やゴミの回収・廃棄や「必要な物」と「不要な物」の仕分け作業サービスを行っています。
業者によっては、不要品の買い取りを強化しているところもあります。
充分な人手が確保できていて、遺品整理に余裕を持って取り組むことができるのであれば、ご遺族が遺品整理を行うのが理想的です。
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ゴミを片付けられない理由に、ゴミとしての認識ができていないということがあります。そのため、整理する方にとっての「必要な物」と「不要な物」を認識しましょう。さらに、ゴミがたまってしまい元のゴミ屋敷にリバウンドしてしまうのを防ぐために、ゴミを片付けるだけでなく「不要な物」を処分することの必要性もお伝えしました。
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また、高齢者の方が亡くなってしまった場合、遺品整理を行うこともあります。遺品整理を行う場合は故人の遺志が分からない以上、遺品をむやみに「不要な物」にできないことも多くあります。そのため、ご家族への体力的な負担も大きく、場合によっては遺品整理業者への依頼も検討してみて下さい。
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