ひろ

ひろ|伐採部編集長

家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。

木の伐採は済んでいるものの、抜根まで行き届かずにそのままになっているのが気がかりなことがありますね。

必要に迫られず抜根をしなかったものの、数年経過してみると害虫の心配やスペースの無駄など何かと問題が浮上しがちです。そのため、抜根を業者に依頼をしてみようと思うものの、実際に気になってしまうのが抜根の費用ではないでしょうか。

根の張り方は素人にとっては想像もしづらいものでもあり、木の種類によっても大幅に抜根費用が違ってくるのも知っておきたいものです。

この記事では、そんな抜根に関する悩みを抱えている方へ業者に依頼した時の抜根費用の決まり方・木の種類による抜根費用への影響・伐根の費用相場・業者の選び方を紹介して行きます。

目次

抜根費用の決まり方

抜根の費用を気にせず切った木

まず、抜根の費用は、どんな内容で決められるのかを説明して行きます。

ただし、今回の抜根は伐採がすでに済んでいることを前提にした場合の抜根費用です。

抜根費用は、周辺の状況や木の種類によっても変動しますが、ここからはどんな抜根費用が発生するのかを見て行きましょう。

関連記事:伐採の費用について詳しく知りたい方はこちら
木の伐採費用ってどうやって決まる?優良業者の選び方も紹介

抜根費用項目1 – 作業費用

作業費は、人力や重機によって根を掘り起こすための費用です。

人件費として抜根に1日いくらと算定するよりも、木の種類や根の張り方、周辺環境の難易度によって作業費が変わって来るため、一概に作業時間や日数で算出されないことが多くなっています。

抜根費用項目2 – 重機費用

人力では対応できない木の抜根の場合には、大型の重機を必要とします。その重機に掛かる費用が重機費用となります。

抜根作業にはバックホウなどが用いられるのが一般的で、根が深い場合でも迅速に抜根ができるのが強みです。

バックホウは、油圧ショベルの一種で、ショベルをオペレータ側向きに取り付けているものです。操作する人の方へショベルを引き寄せる時に用います。地面より下の掘削に適している重機なので、抜根に良く用いられています(下記の写真がバックホウ)。

抜根費用項目の1つの重機のバックホウ

しかし、抜根のために重機を自社で保有して入れば抜根費用を抑えることも期待できますが、レンタルの場合にはさらに高くついてしまう可能性もあります。

抜根の際の重機の運搬代も上乗せされることも知っておきましょう。

抜根費用項目3 – 処理費用

抜根した根を処分する費用が処分費用となります。

抜根した根を処分するには、トラックに積める大きさにしなければなりません。

最終的には、抜根後に根など産業廃棄物の量に応じて、トラックやダンプでの運搬をします。

処理費用について、実際の作業をしてみないとはっきりとした抜根費用の総額が伝えにくいという業者もいるのは、木の種類で根の張り方が異なり作業量に影響していることも考えられます。

抜根費用項目4 – 土壌の復旧費用

抜根後に、掘り起こされた部分を埋めて復旧する費用がかかることもあります。

低木なら掘り起こした土や砂を入れなおし埋められますが、切り株が大きい場合や複数の切り株がある場合、抜根後の土壌の復旧には土壌を固める重機による転圧作業が必要になる場合もあります。

抜根後の土壌の復旧が必要かどうかは、状況に応じて判断するようにしましょう。

抜根費用は木の種類によって変わる?

木の種類によって異なる抜根費用のお見積書

木といっても多種多様なものがあり、枝ぶり、葉張り、実物など私たちの目を楽しませてくれるものです。

しかし、不要になってしまったら伐採を済ませ、必要に応じて抜根まで行わないと今後の庭づくりや跡地利用に支障があります。

抜根といっても様々な木の種類もあるため、抜根費用の違いがどれほどあるのかも気になる点です。

根の広がり方による分類

木は、根の広がり方で9つに分類されています。

植え付けの際にも環境が整っているかに注目するためにも大事な要素なのですが、抜根の際にも情報として知っておくと役立ちます。

根の垂直方向の広がり方

木の種類によって、根の垂直の広がり方には以下の3つに分かれます。

  • 浅根型(細根型):細根が表装近くに60㎝程度張るもの
  • 中間型:細根や深根が中間に80㎝程度張るもの
  • 深根型:根が地中に深く100㎝程度張るもの

深根型なら、1m以上もの深さを掘り起こす必要があるわけです。

垂直だけではなく、水平にも根が広がっていると作業には、当然時間もかかり重機の使用が妥当とされることもありそれだけ抜根費用が高くつくでしょう。

浅根型で樹高が低いものであれば、抜根費用がそれだけ安く抑えられます。

根の水平方向の広がり方

また、根の水平の広がり方にも3つの型があります。

下記の表からも分かるように、水平に根が広がっている範囲も根元直径から見た倍率だと、型によって違いが顕著です。

根の広がる面積が広ければ広いほど作業が難航することも考えられるので、抜根費用に上乗せされることもあり得ます。

  • 集中型:細根が株近くにあるもの
  • 中間型:集中と分散の中間にあるもの
  • 分散型:根の広がりが広いもの

抜根の費用は木の種類でも変わってくる

木の高さや太さが同じ程度でも、木の種類によって根の張りが当然違ってきます。

そのため、木の種類により根の張り具合で、作業の手間や難易度が変わってくるため抜根費用は変わってくることも前もって心得ておきましょう

浅根型で集中型のヤマモミジと深根型で分散型のシラカンバを比べてみても、抜根のために掘り起こさなければならない容積も大きく異なってくることから、木の種類によっても抜根費用の算定が異なってくることが頷けるのではないでしょうか。

その他にも、マツや竹のように横方向に根を広げる性質の木の場合は、家の基礎まで伸びてしまう恐れもあり、それだけ難易度は高く抜根費用が高くなります。

下記の表は、木の種類ごとの根の分布になります。先にご紹介した、根の垂直方向への広がりの3種類と水平方向への広がりの3種類の掛け算となるので合計9種類となります。

分散型かつ深根型だと抜根が困難になるために、抜根費用が上がっていってしまうという事になります。

集中型(7〜9倍)※ 中間型(10〜12倍)※ 分散型(13〜15倍)※
浅根型 ヤマモミジ エゾヤマザクラ/シナノキ アカエゾマツ/ハルニレ/ナナカマド
中間型 アオダモ ミヤマザクラ カラマツ/キタコブシ
深根型 イチイ/カシワ イチョウ/キハダ トドマツ/シラカンバ

※根元直径から見た倍率

抜根の費用相場ってどれくらい?

抜根の費用相場

ここまでの説明で抜根の費用は、作業費用、重機費用、処理費用、復旧費用で算出されることが、大まかにでも把握できたでしょうか?

この時、先ほどの依頼したい木の根の張り方がどの型に当てはまるのかも、調べておくと難易度をある程度は想定できるようになります。

一本当たりの抜根の相場

抜根を依頼する時に、1本あたりの単価がどれくらいか分かると見積もりの際にも相応しい内容になっているかの判断材料になると考えますね。

下表は、幹の直径と抜根費用の目安ですので、参考にしてみてください。

しかし、現実的に抜根は幹の直径だけではなく、根の広がり方により作業量が影響するため、明確に1本当たりの単価の記載がない業者のホームページもあります。

幹の直径ごとの相場を参考にして見積もりの抜根費用とあまりにもかけ離れている価格の場合には、注意が必要です。

抜根費用が安すぎると後々他の名目で費用を追加請求される可能性もありますし、逆に抜根費用が高すぎると適切な設定から逸脱している業者の可能性もあります。

15㎝未満 3,000~5,000円
15㎝~30㎝ 4,000~7,000円
30㎝以上 7,000円~

抜根の費用だけで業者は選ばないようにしよう

抜根の費用の秘訣を知っている女性

抜根を業者に依頼する時には、相場を意識しておくと適切な業者を選びやすくはなります。ただ、抜根費用の安さだけで安易に選ばないことも重要です。

抜根費用だけで判断すると、思いがけないトラブルに見舞われたり、情報不足のままたで作業だけ終わり不信感が残ったりする可能性もあります。

せっかく、依頼をするなら満足の行く作業をしてもらうためにも、業者選びは慎重に行いましょう。

木の特徴を丁寧に説明してくれる

業者の中には、抜根費用の安さだけを売りにして、根の張り具合や作業工程などについても言葉足らずになってしまう方も少なからずいるものです。

依頼する際に、抜根費用の算定が木の特徴によるものからも算定されていることを依頼者に分かりやすく説明してくれると、信頼がおけるようになりますね。

経験があってこそ言葉に現れるものですから、丁寧な説明は心強さを後押ししてくれるでしょう。

配慮が行き届いた対応ができる

抜根作業で、他の構造物へ損害を与えてしまう可能性もあるので、配慮の行き届いた対応ができる抜根業者を選ぶのが賢明です。

依頼者の庭だけではなく、作業車を止める際の周辺の道路への影響・隣家への配慮も充分してくれる抜根業者かどうかも、調べておきましょう。

たとえば、掘り起こす際の土で隣家の庭先を汚した場合でも、きちんと清掃まで行えるかどうかも大事なポイントです。

損害を与えてしまうと、抜根費用だけでなく損害分の補填をする費用が必要になってしまいますので注意をしましょう。

万が一、構造物に被害が出てしまった場合でも損害賠償補償がある業者なら安心です。

抜根費用が安いだけで選ぶのではなく、補償の有無も相談してみましょう。

地域に密着している業者

抜根を依頼する時、資本が盤石な大手なら機材や道具も充実しているので対応や抜根の費用面も一定の基準を満たしていると考えるでしょう。

一方、地元の業者は地域に密着しているため抜根費用の値段交渉がしやすいというメリットがあります。重機の運搬費用を抑えられる可能性も高くなるでしょう。

地域に密着している抜根業者か、大手の抜根業者か、については自分が予算としている抜根費用などを考慮して決めるようにしましょう。

「抜根の費用はどれくらい?木の種類による違いも解説」まとめ

抜根の費用

庭木の切り株をとりあえずそのままにしておいても、実際に抜根をすると想像以上のどの根が出て来ます。

庭や家の維持管理を適切に行うためにも、できれば早い段階で抜根を済ませるのが賢明です。

そんな時にも、抜根費用の決まり方や木の種類で異なる抜根費用の違いなどの知識を持ち合わせておくだけでも、色々と気になる点を問い合わせしやすくなります。

抜根の費用に関する情報を少しでも持ち合わせていれば、業者の説明にも納得が行きやすくなるメリットももちろんあります。

庭木の抜根を業者に依頼したい時には、抜根費用の安さだけで判断しがちになりますが、満足いく仕事をしてもらうためにも業者選びのポイントも合わせてチェックをしておくことをおすすめします。

記事を読んで、伐採や抜根についてもっと知りたい!という方は、下記の記事もチェックしてみて下さい。

伐採・抜根のことならオコマリ

伐採・抜根のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは伐採・抜根について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に伐採・抜根に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。

  • おかげ様でお客様満足度98.3%
  • 詳しい専門スタッフが親切対応
  • 見積りは無料です
  • 日本全国対応いたします
  • メディア掲載実績多数あり
    (小学館・集英社等)
オコマリの「伐採・抜根」のサービスを見る