抜根にかかる費用や費用の決まり方をわかりやすく解説します。
投稿日:2020年02月14日 更新日:2021年07月06日
ひろ |伐採部編集長
家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。
木の伐採は済んでいるものの、抜根まで行き届かずにそのままになっているのが気がかりなことがありますね。
必要に迫られず抜根をしなかったものの、数年経過してみると害虫の心配やスペースの無駄など何かと問題が浮上しがちです。そのため、抜根を業者に依頼をしてみようと思うものの、実際に気になってしまうのが抜根の費用ではないでしょうか。
根の張り方は素人にとっては想像もしづらいものでもあり、木の種類によっても大幅に抜根費用が違ってくるのも知っておきたいものです。
この記事では、そんな抜根に関する悩みを抱えている方へ業者に依頼した時の抜根費用の決まり方・木の種類による抜根費用への影響・伐根の費用相場・業者の選び方を紹介して行きます。
オコマリは、抜根を始め伐採や剪定、庭の手入れ、遺品整理、生前整理、片付けといった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。抜根に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの抜根のサービスの詳細については、「伐採・抜根|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
抜根の費用相場は、1本あたり3,000円以上とされています。
抜根の費用を大まかに分類すると、作業費用、重機費用、処理費用、復旧費用で算出されることがわかります。
抜根の費用項目を詳しく知りたい方は「抜根費用の決まり方」をご覧ください。
この時、先ほどの依頼したい木の根の張り方がどの型に当てはまるのかも、調べておくと難易度をある程度は想定できるようになります。
次に、一本当たりの抜根の相場を細かくご説明していきます。
抜根を依頼する時に、1本あたりの単価がどれくらいか分かると見積もりの際にも相応しい内容になっているかの判断材料になると考えますね。
下表は、幹の直径と抜根費用の目安ですので、参考にしてみてください。
しかし、現実的に抜根は幹の直径だけではなく、根の広がり方により作業量が影響するため、明確に1本当たりの単価の記載がない業者のホームページもあります。
幹の直径ごとの相場を参考にして見積もりの抜根費用とあまりにもかけ離れている価格の場合には、注意が必要です。
抜根費用が安すぎると後々他の名目で費用を追加請求される可能性もありますし、逆に抜根費用が高すぎると適切な設定から逸脱している業者の可能性もあります。
15㎝未満 | 3,000~5,000円 |
15㎝~30㎝ | 4,000~7,000円 |
30㎝以上 | 7,000円~ |
次に業者が行う一般的な抜根作業をご紹介します。
業者が行う抜根作業では、主に「人力+機械」もしくは「重機」を使って土の中にある根から一気に引っこ抜きます。
重機が必要になるかどうかは、抜根する切り株の数や現場に重機を入れることができるのかで決まります。
また、抜根作業とは、既に切り倒されている木の切り株を抜くことを指しますので、木を切って抜根してほしい人は、事前に伐採作業が必要になりますので、ご注意ください。
庭木の伐採について詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
まず、抜根の費用は、どんな内容で決められるのかを説明して行きます。
抜根費用は「幹の太さ」と「業者が設定している料金プラン」を照らし合わせて決めることが多いです。
ただし、今回の抜根は伐採がすでに済んでいることを前提にした場合の抜根費用です。
抜根費用は、周辺の状況や木の種類によっても変動しますが、ここからはどんな抜根費用が発生するのかを見て行きましょう。
抜根の費用項目は、以下の4つに分類されます。
また、伐採の費用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
作業費は、人力や重機によって根を掘り起こすための費用です。
人件費として抜根に1日いくらと算定するよりも、木の種類や根の張り方、周辺環境の難易度によって作業費が変わって来るため、一概に作業時間や日数で算出されないことが多くなっています。
人力では対応できない木の抜根の場合には、大型の重機を必要とします。その重機に掛かる費用が重機費用となります。
抜根作業にはバックホウなどが用いられるのが一般的で、根が深い場合でも迅速に抜根ができるのが強みです。
バックホウは、油圧ショベルの一種で、ショベルをオペレータ側向きに取り付けているものです。操作する人の方へショベルを引き寄せる時に用います。地面より下の掘削に適している重機なので、抜根に良く用いられています(下記の写真がバックホウ)。
しかし、抜根のために重機を自社で保有して入れば抜根費用を抑えることも期待できますが、レンタルの場合にはさらに高くついてしまう可能性もあります。
抜根の際の重機の運搬代も上乗せされることも知っておきましょう。
抜根した根を処分する費用が処分費用となります。
抜根した根を処分するには、トラックに積める大きさにしなければなりません。
最終的には、抜根後に根など産業廃棄物の量に応じて、トラックやダンプでの運搬をします。
処理費用について、実際の作業をしてみないとはっきりとした抜根費用の総額が伝えにくいという業者もいるのは、木の種類で根の張り方が異なり作業量に影響していることも考えられます。
抜根後に、掘り起こされた部分を埋めて復旧する費用がかかることもあります。
低木なら掘り起こした土や砂を入れなおし埋められますが、切り株が大きい場合や複数の切り株がある場合、抜根後の土壌の復旧には土壌を固める重機による転圧作業が必要になる場合もあります。
抜根後の土壌の復旧が必要かどうかは、状況に応じて判断するようにしましょう。
木といっても多種多様なものがあり、枝ぶり、葉張り、実物など私たちの目を楽しませてくれるものです。
しかし、不要になってしまったら伐採を済ませ、必要に応じて抜根まで行わないと今後の庭づくりや跡地利用に支障があります。
抜根といっても様々な木の種類もあるため、抜根費用の違いがどれほどあるのかも気になる点です。
木は、根の広がり方で9つに分類されています。
植え付けの際にも環境が整っているかに注目するためにも大事な要素なのですが、抜根の際にも情報として知っておくと役立ちます。
木の種類によって、根の垂直の広がり方には以下の3つに分かれます。
深根型なら、1m以上もの深さを掘り起こす必要があるわけです。
垂直だけではなく、水平にも根が広がっていると作業には、当然時間もかかり重機の使用が妥当とされることもありそれだけ抜根費用が高くつくでしょう。
浅根型で樹高が低いものであれば、抜根費用がそれだけ安く抑えられます。
また、根の水平の広がり方にも3つの型があります。
下記の表からも分かるように、水平に根が広がっている範囲も根元直径から見た倍率だと、型によって違いが顕著です。
根の広がる面積が広ければ広いほど作業が難航することも考えられるので、抜根費用に上乗せされることもあり得ます。
木の高さや太さが同じ程度でも、木の種類によって根の張りが当然違ってきます。
そのため、木の種類により根の張り具合で、作業の手間や難易度が変わってくるため抜根費用は変わってくることも前もって心得ておきましょう。
浅根型で集中型のヤマモミジと深根型で分散型のシラカンバを比べてみても、抜根のために掘り起こさなければならない容積も大きく異なってくることから、木の種類によっても抜根費用の算定が異なってくることが頷けるのではないでしょうか。
その他にも、マツや竹のように横方向に根を広げる性質の木の場合は、家の基礎まで伸びてしまう恐れもあり、それだけ難易度は高く抜根費用が高くなります。
下記の表は、木の種類ごとの根の分布になります。先にご紹介した、根の垂直方向への広がりの3種類と水平方向への広がりの3種類の掛け算となるので合計9種類となります。
分散型かつ深根型だと抜根が困難になるために、抜根費用が上がっていってしまうという事になります。
集中型(7〜9倍)※ | 中間型(10〜12倍)※ | 分散型(13〜15倍)※ | |
浅根型 | ヤマモミジ | エゾヤマザクラ/シナノキ | アカエゾマツ/ハルニレ/ナナカマド |
中間型 | アオダモ | ミヤマザクラ | カラマツ/キタコブシ |
深根型 | イチイ/カシワ | イチョウ/キハダ | トドマツ/シラカンバ |
※根元直径から見た倍率
竹は非常に生命力が強く、根が少しでも残っていれば、そこから竹は生えてきます。
また、通常の庭木とは違い地面から約1m程度、土を掘り起こさなければ根を完全に取り除くことはできません。
竹の抜根を考えている人は、1本ではなく複数本抜根しようと思われているかもしれませんが、上記の理由から自分で作業をすることは難しいと言えるでしょう。
竹の抜根は、業者に依頼する事をおすすめします。
竹の伐採費用について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
抜根作業の費用が高くなる場面があることをご存じでしょうか?
今までのご説明を含めて、表を作成しましたので、ぜひご覧ください。
抜根費用が高くなる場合 |
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・重機を使用する場合 ・重機が必要な作業なのに搬入出来ない場合 ・複数本、抜根する場合 ・根の処分をしてもらう場合 ・掘り起こした土を戻してもらう場合 |
いかがでしょうか?
このように見ると費用が非常に高く感じるかもしれませんが、実際は「思っているより安かった」と感じる方がほとんどです。
まずは業者に見積もりを出してもらい、そこから不要な項目を削除することで、満足のいく抜根費用内に収められるでしょう。
抜根を業者に依頼する時には、相場を意識しておくと適切な業者を選びやすくはなります。ただ、抜根費用の安さだけで安易に選ばないことも重要です。
抜根費用だけで判断すると、思いがけないトラブルに見舞われたり、情報不足のままたで作業だけ終わり不信感が残ったりする可能性もあります。
せっかく、依頼をするなら満足の行く作業をしてもらうためにも、業者選びは慎重に行いましょう。
業者の中には、抜根費用の安さだけを売りにして、根の張り具合や作業工程などについても言葉足らずになってしまう方も少なからずいるものです。
依頼する際に、抜根費用の算定が木の特徴によるものからも算定されていることを依頼者に分かりやすく説明してくれると、信頼がおけるようになりますね。
経験があってこそ言葉に現れるものですから、丁寧な説明は心強さを後押ししてくれるでしょう。
抜根作業で、他の構造物へ損害を与えてしまう可能性もあるので、配慮の行き届いた対応ができる抜根業者を選ぶのが賢明です。
依頼者の庭だけではなく、作業車を止める際の周辺の道路への影響・隣家への配慮も充分してくれる抜根業者かどうかも、調べておきましょう。
たとえば、掘り起こす際の土で隣家の庭先を汚した場合でも、きちんと清掃まで行えるかどうかも大事なポイントです。
損害を与えてしまうと、抜根費用だけでなく損害分の補填をする費用が必要になってしまいますので注意をしましょう。
万が一、構造物に被害が出てしまった場合でも損害賠償補償がある業者なら安心です。
抜根費用が安いだけで選ぶのではなく、補償の有無も相談してみましょう。
抜根を依頼する時、資本が盤石な大手なら機材や道具も充実しているので対応や抜根の費用面も一定の基準を満たしていると考えるでしょう。
一方、地元の業者は地域に密着しているため抜根費用の値段交渉がしやすいというメリットがあります。重機の運搬費用を抑えられる可能性も高くなるでしょう。
地域に密着している抜根業者か、大手の抜根業者か、については自分が予算としている抜根費用などを考慮して決めるようにしましょう。
この記事を執筆しているオコマリが実際に請け負った抜根の作業事例をご紹介いたします。
値段や都道府県だけでなく、お客様から作業後にいただいた口コミも併せてご覧ください。
サービス | 金額 | 住居 | 伐採・抜根 | 40,000円 | 一軒家 |
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期日に間に合うように庭の伐採を行いたかったので、予定通りしっかりと終えてくれて助かりました。ありがとうございました。
こちらのお客様は、伐採、伐根どちらの作業もご希望でしたので、両方の作業を行わせていただきました。
また、他にも数多くの抜根事例や口コミをいただいておりますので、興味のある方は「伐採・抜根の作業実績一覧」、「伐採・抜根の口コミ一覧」をご覧くださいませ。
業者に依頼せずに自力で抜根をしようと思われている人にその方法と必要な道具をご紹介していきます。
ただし、非常に重労働になりますので、ケガをしないように気を付けてください。
また、自力で抜根ができる目安として幹の直径が20cm程度ということを覚えておくと便利です。
自力で抜根するために必要な道具 |
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・軍手 ・スコップ、シャベル ・ノコギリや根切はさみ ・※ジャッキやチェーンブロック |
※のジャッキやチェーンブロックつかうと非常に簡単に抜根作業をすすめることができますが、購入費用、もしくはレンタル費用が必要になるため、ご自身の体力やお財布と相談して決めてください。
また、その他の道具がない場合は、作業が行えませんので、ホームセンターやインターネットで購入しましょう。
抜根作業の流れはシンプルで以下の3つの作業に分類できます。
この作業のポイントとしては、こまめに土を掘り、こまめに根を切断していくことが重要になります。
根は土の中で予想よりも広範囲に成長していることが多々ありますので、根気強く地道に作業をしましょう。
ここまで、切り株を抜根する費用や事例などをご紹介してきました。
なぜ抜根をすることをおすすめしているかと言うと、抜根をしないことによって発生するデメリットがあるからです。
デメリットは以下の通りです。
このように抜根をしないことによって引き起こされるデメリットがあります。
「可能性があるくらいなら放置していても良いか」と思う人もいるでしょうが、抜根するだけでこれらのデメリットを防ぐことができると考えると抜根を押する価値があると思いませんか?
木の大きさや種類にもよりますが、抜根作業は切り株の周りを掘り起こし、根から引っこ抜くと単純な作業ではありますので、自力で行う人もいるでしょう。
しかし、思っているよりも根が張っていたり、体力に自信がない人は業者に依頼する事をおすすめします。
また、体力にも時間にも余裕がある人も根がなかなか抜けないと感じたら作業を一旦停止し、一度業者に見積もりを出してもらいましょう。
費用を浮かせたいからといって、無理をしてケガをすることには十分ご注意ください。
土地を売る場合には、抜根作業までしておく事をおすすめします。
きれいな更地にしておくことで、次の土地の購入者にも喜ばれ、売れやすくなるでしょう。
ただし、抜根作業もただでは行えませんので、事前に仲介人に相談したり、売主と買主が相談して決めてください。
昔から、木には神様や精霊が宿るとされているため、お祓いやお清めが必要にいなるのではないかと考えておられる方も多いでしょう。
しかし、法律で定まっているわけではないので、必ず行わなければいけないというわけではありません。
また、お清めをするのは伐採前が良いとされています。
きちんとお清めしたい方は、神社に依頼する事をおすすめしますが、ご自身で行う場合は、お塩とお酒を木の四隅に撒いてから、今までの感謝や木を切ることへの謝罪の気持ちを手を合わせて伝えると良いでしょう。
全国に抜根を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して抜根を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
庭木の切り株をとりあえずそのままにしておいても、実際に抜根をすると想像以上のどの根が出て来ます。
庭や家の維持管理を適切に行うためにも、できれば早い段階で抜根を済ませるのが賢明です。
そんな時にも、抜根費用の決まり方や木の種類で異なる抜根費用の違いなどの知識を持ち合わせておくだけでも、色々と気になる点を問い合わせしやすくなります。
抜根の費用に関する情報を少しでも持ち合わせていれば、業者の説明にも納得が行きやすくなるメリットももちろんあります。
庭木の抜根を業者に依頼したい時には、抜根費用の安さだけで判断しがちになりますが、満足いく仕事をしてもらうためにも業者選びのポイントも合わせてチェックをしておくことをおすすめします。
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