ひろ

ひろ|伐採部編集長

家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。

木の伐採費用の決まり方はご存知でしょうか?

庭木や山林の伐採を検討する時、費用の相場もつかみどころがない方も多いのではないでしょうか?

また、良質な木の伐採業者をどうやって探せばいいのかもわかりにくいものですね。

できるだけ木の伐採費用に関する情報を得ておくと、優良な木の伐採業者を探すことも可能になります。

今回は木の伐採が行える業者、木の伐採費用の決まり方・庭木の種類ごとの相場、木の伐採の依頼時の注意点についてお伝えしていきます。

目次

木の伐採を依頼できる業者は?

木の伐採費用が安い業者

木の伐採の費用をお伝えする前に、そもそも庭木や山林の伐採を業者に依頼したい時、よほど手慣れた人でない限りどこの業者に依頼をすれば良いのかと悩んでしまうものでしょう。

「自宅の庭の木が大きくなり過ぎて隣家へ迷惑をかけている」「自分では手入れができにくくなった庭木を伐採したい」など木1本から山林の伐採まで、様々なケースがあります。

木の伐採の費用は、木の種類や木の高さによって決まってきます。そこで、まずは木の種類について解説していきましょう。

木の種類

木の伐採と一口に言っても、樹木には様々な種類があります。日本の国土の約7割は、森林です。

その中でも、スギが44%・ヒノキが25%と人工林の7割をしめています。

一方、庭木の種類は、南天・樫の木・ヒバ・ハナミズキ・モチノキ・椿・栗の木・ビワの木・銀杏・もみの木・もみじなどたくさんあります。

木の種類により、樹木の高さや太さ、葉張りも異なってきます。

木の伐採費用を節約したいと考え、自力で木の伐採を行おうとするには、高さや太さに限界がある事を知っておきましょう

一般的には木の太さが20㎝以上、木の高さが3m以上になると危険度も上がります。

そのため、それ以上の木を伐採したいならば、木の伐採費用を支払ってでも業者に依頼する必要が出てくると言われています

さて、ここからは費用を支払って木の伐採を依頼できる業者の種類をご紹介していきます。

木の伐採業者1 – 地域の森林組合

地域の森林組合が依頼を受ける伐採と言えば、森林のみをイメージするでしょう。

しかし、自宅の庭木や落葉で近所迷惑になっているなど1本だけの木の伐採にも相談次第で対応してくれます

何といっても、木に精通している専門家が在籍している組合なので、木の伐採で困っている時に安心して相談ができます。

木の伐採業者2 -造園業者

庭木や芝生などの管理を行う造園業者が、木の伐採も対応します。

造園がメインの仕事となりますので、木の伐採費用は造園と一緒に依頼すると安くなる事があります

木の伐採業者3 -伐採業者

木の伐採を専門に行っている業者も依頼が可能です。

こちらは、個人で請け負う職人・会社で職人を雇用するケースがあります。

専門で木の伐採を行っている事もあり、木の伐採費用が比較的に抑えられる可能性が高くなります

木の伐採業者3 -大木伐採を請け負う業者

近年、よく見かけるのが「大木切ります」という看板や新聞広告です。

伐採のニーズがそれだけ各地にあることが分かりますが、看板のみでは会社の概要が分かりづらいので、検討する際には確実な情報を入手するのが賢明です。

木の伐採業者4 -便利屋

少子高齢化により家屋だけではなく庭や畑、山林などの管理で困りごとが多くなりました。

困った時に何でも依頼ができる便利屋も、庭木の伐採で難易度が低い時には対応も可能です。ただ、伐採の専門的な技術を持っているスタッフかどうかは、分かりません。

木の伐採は他の協力業者に依頼するケースでは、木の伐採費用が高く付いてしまう事もありますので注意しましょう

木の伐採費用の決まり方

木の伐採費用

木の伐採にかかわる費用の算出は、伐採したい木のある土地の面積、密集度によって異なります。

また、木の高さや太さ、作業を行う場所の難易度に応じて変わってくるため、素人ではなかなか費用を把握しにくくなっています。

ここからは、木の伐採にどんな費用が発生するのかを説明していきます。

木の伐採の費用項目1 – 伐採費

木の伐採の費用項目の1つ目は、伐採費です。伐採費は、木を丸ごと根元から切る倒す時に発生します。

「森林伐採」と言う言葉を聴くことも多いでしょうが、この場合には丸太の生産を目的に行われています。

林業で、森林の管理のために伐採を行いますが、間引いて切り倒す場合もありそちらは間伐と言います。庭木の場合は、必要に応じて伐採を行います。

木の伐採の費用項目2 -伐根費用

木の伐採の費用項目の2つ目は、伐根費用です。伐根費用は、木の根から掘り起こすために発生します。

根が残ることで、庭の利用で邪魔になったり再び木が生えてきて困ったりすることがないようにできます。

また、庭木や所有地の場合、将来的に建物を建てる時に行われます。

木の伐採の費用項目3 -整地費用

木の伐採の費用項目の3つ目は、整地費用です。整地費用は、伐根後に地面を均すために発生します。

伐根は、土を重機で深く掘り起こす作業が必要となります。そのため、伐根したままでは土地が荒れた状態です。

庭木を伐根後、跡地に家屋の建設をする場合には、整地が必要となり費用も発生します。

その他、きれいに地面に整えた管理をしたい場合にも、整地は欠かせません。

木の伐採の費用項目4 -処分費用

木の伐採の費用項目の4つ目は、伐採した木の処分費用です。

伐採後に、山林で放置していい条件を満たしている時以外は、木の処分が必要になります。

そのままでは持ち出しづらいため、運搬しやすい大きさにカットしてからの運搬が求められます。

トラックに積み込む伐採後の木の量も、大きな気になるほど何度も分けて運搬しなければなりません。

処分費には、処分作業・トラックの運賃・移動費用などが含まれます。

実際の工事を行わないと、正確な費用が出しづらい性質を持っていることも把握しておきましょう。

木の伐採の費用項目5 -重機費用

木の伐採の費用項目の5つ目は、重機費用です。

伐採は木が太く、高くなるにつれて工事の難易度が上がってしまいます。木の伐採で、人力のみで行うのか、重機を使うのかによって費用に違いが出ます。

重機を使用する場合には、伐採場所まで運搬する費用も発生します。木の伐採で、重機が必要となる工事になるかどうかを意識しておくようにしましょう。

木の伐採の費用相場をつかんでおこう

木の伐採の費用相場を伝える女性

木の伐採にどんな費用が発生して決められるのかを理解いただけたでしょうか?

木の伐採業者を探す際に、木の伐採にかかる実際の費用の相場を知っておくと検討する時に大変役立ちます。

ここでは木の伐採費用の相場を解説していきたいと思います。

木の伐採費用の相場

木の伐採費用は、木の高さ・太さ・難易度を考慮して1本ずつの単価から算定されます。

木の高さで樹木の区別をするには、「低木」・「中木」・「高木」と言う観点で分けられています。

区分 葉渡り 高さ 伐採相場
低木 0.5m~1m 0.5m~1m 3,000円から
中木 2m~3m 1.5m~3m 10,000円から
高木 3.5m~4m 3m~4m 20,000円から

重機が必要になった時の木の伐採費用の相場

庭木で難易度が高い場合や山林で大規模な伐採になる場合などには、重機を使うことになります。

費用の変動は、重機を持つ業者や重機をレンタルする業者によっても差が出てきます。

クレーン車(10トン) 80,000円〜100,000円程度
クレーン車(20トン) 130,000円〜200,000円程度
ユンボ(1.5トン) 20,000円程度
ユンボ(7トン) 35,000円程度
ユンボ(10トン) 50,000円程度

実際に、重機を使うようになるとこれらの費用がかかってしまうので、人力作業よりもどうしても伐採費用が高くついてしまいます。

特に特殊伐採と呼ばれる伐採を行う場合には、通常の伐採よりも難易度が高く、重機も使用するために伐採費用は上がってしまいます。

特殊伐採の場合には、しっかりをお見積りを取ることをオススメします。

関連記事:特殊伐採について詳しく知りたい方はこちら
特殊伐採の費用相場とは?費用を抑える方法も紹介!

木の伐根費用の相場

木を伐根まで依頼する場合、通常5000円/本からが相場です。この伐根費用が、木の伐採費用の上に乗っかるイメージです。

木の整地費用の相場

木の伐採、伐根の後に整地を依頼する場合には、さらにその費用が発生します。

通常の整地は、1㎡当たり300円~600円程度が相場です。

伐採した木の処分費用の相場

伐採した木の処分費用

伐採した木の処分は、放置する場合と処理場へ持ち込む場合があります。

伐採した木を放置して腐食させる

伐採した木の量が限られていて、放置できる所有地がある場合には、そのまま木を腐食させることもできます。

しかし、木の種類によっては虫の発生が懸念されるので放置する際には、注意が必要です。

放置することで、近隣へ迷惑をかけてしまう可能性もあるためです。

産業廃棄物として伐採した木を処理場へ持ち込む

伐採した木を産業廃棄物として処理場へ持ち込んで処理を行う場合の費用相場は、処理場までの距離によって運搬費が変動します

造園業者は、様々な樹木の葉張りと高さによって伐採の料金表をホームページで示しているところもあります。

この場合には、ばっさいした木の処分費用まで含まれているので、木の葉張りと高さ、本数がわかれば、処理代まで含めた相場がつかみやすくなります。

産業廃棄物処理場での費用目安は、以下の通りです。

  • 伐採生木(葉・枝・幹・根)15円~/kg 4,000円/立米
  • 伐採生木(草・竹)20円~/kg 5,000円/立米

費用の算定方法は業者によって設定が異なる

木の伐採に関して、伐採・伐根・整地・処分・重機の費用がかかり、依頼内容に応じて相場が違ってきます。

実際の算定方法は、業者によって違いがあるのでどのように算定されているのかも気にかけておきましょう。

  • 伐採・伐根・処理・整地と作業工程に応じて算定している業者
  • 1本当たりの費用で算定している業者

木材としてスギやヒノキを買取してもらう場合

山林を保有している場合、木材として買取してもらうことも可能です。

樹齢40年程度から70年程度まで経過していて、木材として使える状態の物であれば木材業者へ買い取ってもらえるものもあります。

木の種類によって異なる伐採費用の相場

様々な種類がある庭木は、木の種類によって形状・葉張り・伐採のしやすさなどの特徴の違いがあります。

以下の相場と見積をまず、見比べてみましょう。

木の種類 木の高さと伐採費用の相場
ヒバ 3m未満:7,000円 3~5m未満:18,000円 5m以上:20,000円
椿 5〜7m未満:23,000円〜50,000円 7m以上:50,000円〜
いちじく 3m未満:3,000円〜8,000円 3~5m未満:12,000円〜18,000円
1m未満:3,000円 3m未満:10,000円 3〜5m未満:20,000円
3m未満:2,000円〜8,000円 3~5m未満:9,000円〜18,000円 5〜7m未満:20,000円〜30,000円
もくれん 3m未満:2,000円〜5,000円 3~5m未満:8,000円〜18,000円 5〜7m未満:12,000円〜30,000円
銀杏 1m未満:2,000円〜5,000円 1m以上:5,000円〜
もみじ 3m未満:1,000円〜5,000円 3~5m未満:5,000円〜20,000円 5m以上:20,000円〜

上記の他にも、日本ではよく見られる杉の伐採費用については、下記の記事でまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。

関連記事:杉の伐採費用について詳しく知りたい方はこちら
杉の伐採費用の決め方は?相場や注意点から見た優良業者の選び方

木の伐採費用だけでは業者を選ばないようにしよう

木の伐採費用だけでは業者を選ばない女性

木の伐採を依頼する業者を選ぶなら、できる限り優良な業者から絞り込みたいものです。

素人の方でも検討しやすいように、ここからは抑えておきたい注意点を紹介していきます。

木の伐採の費用が明瞭であるかどうか

森林と庭木でも、木の伐採費用が変わってきます。特に森林の伐採となると規模も大きくなることから、それだけ費用も割高になってしまうものです。

スギやヒノキが森林で主に伐採されるケースが多いのですが、紹介した費用の決められ方に基づいて算定されているかを入念にチェックしましょう。

一方、庭木の場合は種類がたくさんあるため、樹木の性質や作業のしやすさによっても価格が変動します。

信頼ある良質な業者を見極めるためには、木の伐採の価格が適切かどうかにまず注目しましょう

見積もりは必ず複数社から取る

優良な業者を見つけるには、見積もりを複数社から取ることが欠かせません。

複数社の木の伐採費用を比較することで、内容の違いや算定の違いが一般の方でも把握しやすくなります。

業者の対応が丁寧・親切かどうか

木の伐採業者の電話やメールでの対応が丁寧・親切かどうかについても確認するようにしましょう。

木の伐採費用を算出するためにお見積りに来た時の服装や態度、言葉遣いも確認すべき要素の1つです。

少しでも「信頼できなさそうだな…」と感じたならば、木の伐採費用が魅力的だったとしても止めておきましょう。

「木の伐採費用ってどうやって決まる?優良業者の選び方も紹介」まとめ

費用を支払って木の伐採をしてもらう

木の伐採を業者に依頼した方が危険性もなく安心ですが、気になってしまうのが費用の問題ですね。

木の伐採費用がどのように決まるのかをある程度頭に入れておくと、業者の算定内容を把握しやすくなります。

そのうえで、業者から木の伐採費用の見積もりを取って比較をすると、適切な業者を絞り込みやすくなります。

木に詳しくないと業者でなければ対応できない危険な作業だという思いから、「これくらいの木の伐採費用は普通かも?」と思い込むことも少なくありません。

情報を得ていないと、依頼する業者の判断を誤ってしまう可能性もあります。

適切な価格で満足の行く仕事を提供してもらえるように、慎重に優良業者を選んで行きましょう

記事を読んで、木の伐採についてもっと知りたい!という方は、下記の記事も参考にしてみてください。

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