特殊伐採の費用相場や費用の抑え方をご紹介します。
投稿日:2020年01月28日 更新日:2022年05月23日
ひろ |伐採部編集長
家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。
特殊伐採の費用相場は、1本あたり5万円~7万円になります。この特殊伐採の費用相場には、「伐採をする費用」のほかにも、「重機費用」「伐採した木の処分費用」「届け出費用」が含まれています。
特殊伐採とは、通常の庭木の伐採とは違い、伐採する庭木を倒さずに伐採することをいいます。
特殊伐採で庭木を伐採する方がより多くの手間がかかるので、通常に庭木を伐採するよりも費用が必要です。
そこで、庭木を特殊伐採する場合の費用相場や、庭木を特殊伐採する場合にできるだけ費用を抑える方法についてご紹介します。
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特殊伐採とは、高木や大木を根元から切り倒さずに、少しずつ上部から伐採していく方法のことです。
近くに電線や電柱があったり、建物がある場合に必要になる伐採作業になります。
通常の伐採なら、根元から木を切るだけなので、素人の人でも努力次第で作業を行えますが、特殊伐採には、特別な知識や技術が必要になるため、素人や初心者の人では行うのは難しいでしょう。
また、特殊伐採を行う職人のことを「空師」とも言います。
通常の伐採の費用相場を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
特殊伐採の作業はどういった流れで行われているのか知っておくことで、依頼したときの不安が少しでもなくなる人に向けて、特殊伐採の作業の流れの一例をご紹介します。
人力のみで特殊伐採を行う流れは以下の手順です。
他にも、重機や高所作業車を使って伐採を行う業者もいますので、次に重機を使った場合などの特殊伐採の費用相場をお伝えしていきます。
また、重機を使用してたくさんの木を伐採する人は、こちらの記事をご覧ください。
まずは、特殊伐採の費用相場を確認していきましょう。
特殊伐採の費用相場は、主に下記の4つの項目から構成されています。
この4つの費用項目を合計した金額が最終的な特殊伐採の費用となります。ここからはそれぞれの特殊伐採の費用項目について、一般的な費用相場も交えてご紹介していきます。
特殊伐採にて木を切る場合には、木の高さ毎に伐採費用の設定がされている事が多いです。
下記には木の高さ別の特殊伐採の費用相場を記載します。ここには重機費用などが含まれていないので、最終的な総額の特殊伐採費用は変わる点は注意してください。
木の高さ | 伐採費用 |
---|---|
1~3m | 15,000円前後 |
3〜6m | 25,000円前後 |
6〜9m | 35,000円前後 |
9m以上 | 45,000円~ |
また、上記の表については1本の伐採にかかる費用ですので、複数本の木を特殊伐採して欲しいという場合には、費用が変動します。業者に特殊伐採の費用のお見積りを取った際には、どの木を伐採したのか?などをしっかり伝えるようにしましょう。
また、先ほどお伝えしたように庭木を特殊伐採する場合は、難易度によって費用が変わります。
以下は、難易度別の費用の違いの一例です。
庭木の特殊伐採の際に使用した重機の種類や台数に応じて重機費用が加算されていきます。
重機の種類は様々ですが、下記にはユンボ及びクレーンの大きさ毎の費用相場をご紹介します。
特殊伐採をする業者によって、重機をレンタルする場合と自社のものを使用する場合がありますが、いずれの場合も1日だけ使用する場合と、複数日使用する場合とではどうしても複数日使用する場合の方が費用は高くなります。
重機の種類 | 大きさ | 重機使用費用の相場 |
---|---|---|
ユンボ | 1.5t | 10,000円/1日 |
7t | 20,000円/1日 | |
10t | 20,000円/1日 | |
クレーン | 10t | 60,000円/1日 |
20t | 70,000円~100,000円/1日 |
特殊伐採の際に交通整理などが必要になった場合、その分の費用が必要な場合があります。
届け出自体は無料で警察にすることになります。届け出の代行費用や交通整理の人員に対しての費用がこの項目では発生します。特殊伐採の難易度にも関わってくる話でもありますので、特殊伐採をする土地によって必要な費用かどうかが決まります。
特殊伐採を終えた後に、伐採した木や枝を処理する必要があります。
これらを処理する費用が下記のような相場観になっています。
以上の費用をすべて加算した費用が、実際の庭木の特殊伐採に必要な費用です。しかし作業の難易度による費用の違いは、庭木の伐採を依頼する側では判断がすることができません。
また庭木の特殊伐採に必要な費用の価格設定は、業者によっても異なります。
費用に疑問がある場合は、特殊伐採の作業を依頼する前に費用内容を確認しておくようにしましょう。
特殊伐採の費用は、1本あたり5万円~7万円だと冒頭にお伝えしました。特殊伐採は、庭木を切り倒す木を倒さずにクレーンなどで釣り上げて伐採した木の運搬をして、木の伐採を行う方法です。
しかし、伐採をしたい庭木が通常の庭木の伐採でも大丈夫なのか、それとも庭木を特殊伐採する必要があるケースに当てはまるのか判断が難しいという人も多いのではないでしょうか。
通常の庭木の伐採と比較した場合、庭木を特殊伐採で伐採しなければいけない場合はその分費用がかかりますので判断基準が気になりますね。
特殊伐採の費用の決まり方や庭木を伐採する場合に特殊伐採に当てはまるケースについてご紹介します。
作業の難易度×庭木自体の状態+ゴミの処理費用(+重機の搬入のしやすさ) |
特殊伐採の費用の決まり方は下記の4つに左右されます。
庭木を通常の方法で伐採する場合、伐採費用は庭木の高さ、庭木の幹の太さで費用が決まっていることが多いです。
しかし特殊伐採の場合は、庭木の高さ、庭木の幹の太さだけが費用に影響するのではなく、作業の難易度によっても伐採費用が変わります。
また、特殊伐採の場合は庭木を切り倒さずに伐採しますので、ほとんどの場合が重機費用も加算されます。
他にも伐採する庭木の状態がよければ庭木がしっかりしていますので、比較的伐採作業の難易度は下がり費用を抑えることができますが、庭木の内部が腐っているなどで庭木自体がもろくなっている場合は、特殊伐採の作業にはより危険が伴います。
そのため、庭木自体がもろくなっている場合の特殊伐採では難易度も上がるため、通常の庭木の特殊伐採費用よりも費用が高くなります。
庭木を伐採するときに必要な費用は庭木の生えている環境に加えて、特殊伐採をするためのの重機が搬入しやすい環境にあるか、また特殊伐採に必要な重機の種類や台数によっても費用が大きく変わります。
通常、庭木などを伐採する場合、庭木を倒すことができるスペースを確保してから根元から庭木の伐採作業を行い、危険のない方向に伐採した木を倒します。
しかし、伐採した庭木を倒すスペースが確保することができない、伐採した庭木を倒してしまうと電線や隣の家を破損してしまう恐れがある場合は、伐採した庭木を倒さずに伐採する特殊伐採と呼ばれる方法で木を切る必要があります。
庭木の特殊伐採を行う必要があるケースには、具体的には以下のような場合があります。
伐採したい庭木が狭い場所に生えている場合や、家の周りの人通りや車通りが多く伐採した庭木を倒してしまうと通行中の人や車に影響がある場合、伐採する庭木の近くに電線がある場合は、通常の伐採ではなく特殊伐採が必要になるケースがあります。
また、神社や寺院を経営している場合は、神社や寺院内は貴重な建物が近くにありますし、地面に玉砂利などが敷かれていることも多いです。
また参拝者などで人通りも多いことから、ほとんどの場合は特殊伐採によって伐採されています。
ニュースを見ていると神社などの木が通行の妨げになっているのに伐採されないことが問題になっていることがあります。
このような背景には、特殊伐採が必要なので費用の負担が大きいことが影響しているのかもしれません。
また、思いがけない倒木の伐採費用について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
特殊伐採の費用は、通常の伐採費用よりも高くなる傾向にあります。
したがって、誰でも「出来るだけ特殊伐採の費用を抑えたい…」とは思ってしまうはずです。
ここでは特殊伐採の費用を抑える4つの方法をお伝えしたいと思います。
庭木の特殊伐採を行う業者の中には、不当な費用を請求する業者や、作業後に高額な費用を追加請求する悪徳業者がいます。
他の特殊伐採の業者と比較して、見積もりの費用が極端に安い場合は注意が必要です。
見積額の費用が妥当であるか判断するためには、特殊伐採の費用相場を学んでおいて、適正費用を見極めることが大切です。庭木の特殊伐採の費用を抑えるためにも、信頼できる特殊伐採業者を選ぶようにしましょう。
特殊伐採業者をしっかりと選定して、信頼できる特殊伐採業者を選ぶ事は、特殊伐採の費用を抑えるためにも非常に大切です。
そこで、特殊伐採業者の選定基準を下記にまとめてみましたのでチェックしてみましょう。
庭木の特殊伐採は、通常の庭木の伐採作業よりも高い技術が必要な作業です。
そのため、技術力が低い業者に依頼してしまうと、使う重機が増えてしまう、人員が増えてしまうなどの可能性があるため重機費用や人件費の費用が高くなることがあります。
しかし、技術力が高い業者の場合は、余分な人員や重機を使わずに作業を行うことができるのでその分重機費用や、人件費の費用を節約することができます。
ホームページなどで難易度の高い施工例を載せている業者の場合、技術力に自信があると判断することができます。
特殊伐採を行う場合、通常の場合は伐採後の庭木はごみとして処分する必要があるため、特殊伐採費用にはごみの処分費用が加算されます。
しかし、業者の引き取り条件に合った庭木であれば買い取りをしてもらえることがあります。
買取可能な庭木であれば、伐採のごみの処分費用が抑えられるだけでなく買い取り分の金額が戻ってくることになるので、さらに庭木の特殊伐採に必要な費用を抑えることが可能です。
ただし、特殊伐採で伐採された庭木の買い取りを行っている場合、幹の太さや長さだけではなく、余分な枝葉がはらわれている、持ち込みのみ対応などのような条件があります。
買い取りを検討している場合は、買い取りを行っている業者の条件を確認してから依頼するようにしてください。
特殊伐採の費用を抑える方法を4つご紹介してきましたが、特殊伐採を行う時期が費用に関係することも事実です。
そもそも特殊伐採を行える業者は全国でも数は少なく、依頼しようとしても待たされてしまうという事も多いのです。
一般的に伐採・剪定の業者さんの繫忙期は、6月~8月の夏場と12月の年末です。この時期には伐採・剪定を希望するお客様からの依頼が急増するので、伐採業者も忙しくなり予約が取りにくくなります。
この時期に「特殊伐採」を依頼しようとすると、ただでさえ特殊伐採が出来る業者が少ないので費用が高くなる可能性があります。
「応援を呼ぶ」「他の作業よりも優先させる」という理由から、特殊伐採の費用が高くなることがあるのです。
したがって、特殊伐採の費用を抑えたいのであれば、6月~8月と12月を避けて依頼する方が良いでしょう。もちろん「時期なんて選んでいられない!」という声もあると思いますので、参考程度にしていただければと思います。
特殊伐採の費用は、今後の日本で高騰し続ける可能性が高いと言われています。
背景には、特殊伐採には危険が伴うために「やりたい」という業者が減ってきているという状況があります。
「木から落下して怪我をした」「伐採した木を下す際に瓦を傷つけて賠償請求された」といったリスクが高い特殊伐採ですので、進んで手を上げる人が少なくなっているのです。
「特殊伐採の費用は時期にも関係するって本当?」でも紹介したように、現状でさえ特殊伐採をできる業者の数は少ないので、より少なくなれば特殊伐採の費用が高騰する可能性があるという事です。
「高木を育てる」という事は費用が通常よりも掛かるのだと理解しておくと、「特殊伐採にこんなに費用が必要なのか・・・」と後悔することが無くなるかと思います。
全国に特殊伐採を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して特殊伐採を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
特殊伐採は通常の庭木の伐採と比較した場合、通常の庭木の伐採よりも難易度が高く、特別な資格を持つ人が作業を行う必要がありますのでその分費用が高くなります。
庭木の特殊伐採に必要な費用をできるだけ抑えるためにも、特殊伐採を依頼する際は現地を確認してもらったうえで、費用の見積もりを取るようにしましょう。
また、伐採した庭木の買い取りを行っている業者もありますので、事前に買い取り業者の情報を調べておき、ごみの処分費用を節約してみてはいかがでしょうか。
特殊伐採に限らず、木の伐採費用などについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
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